FINEプログラム第7期生柏田君の留学レポート 

 みなさまこんにちは。新入生の方は少しずつ大学生活に慣れてきましたでしょうか。

 本日は、アメリカ カリフォルニア州立大学に2012年3月~2013年3月の1年間留学しました 柏田 滉太くんの留学レポートをご紹介いたします。

 3年前の英語研修を始め、色々なプログラムやイベントに積極的に参加してくれている柏田君。さらに頼もしくなって帰ってきてくれたその表情から、本当に有意義な1年だったことが分かります。将来の夢を広げるようなきっかけやチャンスを見つけた柏田君のレポートは、後輩のみなさんへのメッセージも詰まっています。

【国際戦略室 2013.4.17】

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

FINEプログラムを終えて

社会環境学部 社会環境学科4年

09K1038 柏田 滉太

 私は、2012年の3月末から1年間、福岡工業大学の姉妹校であるカリフォルニア州立大学イーストベイ校に留学しました。大学入学当初には思い付くことも、考えることもなかったアメリカへの単身留学ですが、2010年の夏に参加させて頂いたアメリカへの短期留学、2011年に行われた韓国でのサマーキャンプへの参加を機にいつしか本気で留学を考えるようになりました。

 2010年のアメリカ短期留学では、現在も大変お世話になっているEsserファミリーの家にホームステイさせて頂きました。私にとって初めての外国、初めての環境。右も左も、もちろん英語もろくに話すことが出来なかった私を優しくホストし、理解しようと努めてくれたEsserファミリーの優しさは、一生忘れることはありません。

 2011年、韓国・釜山にて学生同士の文化交流を目的として行われたサマープログラムでは、世界10か国から集まった学生と3週間、韓国の文化を体験しながらたくさんの学生と出会う機会に恵まれました。このプログラムで一番に驚いたことは他国の学生の英語能力の高さです。私と同様、英語が母国語ではないにも関わらず何食わぬ顔で流暢に英語を話す姿は本当に格好良かったのと同時に、自分の能力の低さを改めて痛感させられるものでした。

 この二つのプログラムを通じて、私が共通して抱いた大きな感情は、感謝の気持ちを伝えたくても上手に伝えることが出来ない私自身への”苛立ち”と”悔しさ”でした。しかし、今振り返ってみるとその”悔しい”という気持ちが私を留学へと導く結果となった一番の原動力であったと思います。そのようなバックグランドを抱え、私は2012年3月30日にアメリカ・サンフランシスコに飛び立ちました。

 最初の5ヶ月間はALP(American Language Program)でネイティブの先生とノンネィティブの生徒と一緒にWriting、Listening、Speakingを集中的に勉強しました。運良く私は最初のクォータからハイレベルのクラスに入れたのですが最初の1ヵ月、特にSpeakingには本当に苦労しました。大部分のクラスメートが1年以上、このプログラムに在籍していたので反応速度が私とは全く異なりました。しかし、2ヵ月を過ぎた頃から私も徐々に慣れ、英語を英語で理解するようになり、他の生徒と同じ速さで話せるようになりました。この頃から英語で夢を見るようにもなり、アメリカでの生活にも慣れていっていることを実感するようになりました。日本の授業は基本的に先生が板書に沿って授業を展開していきますが、アメリカでは先生と生徒のコミュニケーションで授業の大部分が構成されています。どこの国の生徒(特に中東の生徒)も間違えを恐れず、積極的に発言する姿勢は、本当に印象に残るもので、私自身も以前に比べるとかなり失敗を犯すことへの抵抗感が無くなりました。

 昨年の8月中旬から9月中旬までの1ヶ月間は、AppleやGoogle、Facebookなどで有名なシリコンバレーにて、鹿児島大学主催のインターシッププログラムに参加させていただきました。そこで実際に世界を股にかけて活躍されているたくさんの方々にご指導していただき、とても実りのある1ヵ月を過ごさせていただきました。また、このプログラムを通じて高い志を持った仲間にも巡り会うことが出来たことは、私の留学生活で得た大きな財産の1つです。

柏田君写真1

<インターンシップ:休日にサンフランシスコ観光へ>

 インターンシップも終わり、秋のクォータからはOpen Universityと呼ばれる制度を利用し、実際にアメリカ人と同じ授業を受けました。ネイティブの生徒と同じスピードで同じ量の宿題を熟すことは非常に大変なものでしたが、その経験が私をもう一回り成長させてくれたと思います。

 私がこの1年で最も大切だなと感じたことは、”行動”を起こすことです。頭の中で考えて、自分自身で答えを出しても何も変わりませんし、何も掴めません。少なくとも私は諦めずに自分を信じて行動した結果、留学の切符も掴めましたし、本当に大好きな素晴らしい世界各国の仲間に出会うことが出来ました。もしもあなた自身、本当にやりたい夢があるのであれば諦めずに”行動”し、何度も挑戦してみて下さい。私もアメリカ留学がきっかけで将来は日本だけでなく、世界をフィールドとして活躍したいと思うようになりました。今の私では難しいかもしれませんし、不安も伴います。しかし、可能性は0ではないので果敢に挑戦していきたいと思います。

柏田君写真2

<映画で何度も目にしたTimes Squareでの1枚>

 最後になりますが、福岡工業大学学校関係者の方々、支えてくれた家族、いつも応援し励ましてくれた仲間。たくさんの方々のたくさんのサポートのおかげで私は一生忘れることのない素敵な1年を送ることが出来ました。今後は皆さんに恩返しが出来るよう、より一層努力していきたいと思います。本当にありがとうございます。

Comments are closed.