海外英語研修レポート 2013 ②

 同じく海外英語研修に参加した、三好 遼君のレポートを紹介します。沢山の新しいことに出会った他に、仲間との絆を深めた3週間になったようです。

【国際戦略室 2013.12.24】

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工学部
知能機械工学部2年
三好 遼

 

 私の渡米前の目標は、“アメリカの学生と交流して友達を作り、お互いの連絡先などを交換して、研修後も連絡を取り合って英語を使い続ける環境にする。”というものでした。しかし、実際思っていたような現地の学生との交流がなく、連絡を交換することができませんでした。たしかに、一度だけ生徒同士で交流する機会があったものの、自分から言い出すきっかけと勇気をもつことができなかったところがありました。かといって、私は目標を達成できなかったからといって今回の研修で何も得ることができなかったわけではありません。

 一つは文化の違いを受け入れることができるようになったことです。私はアメリカでいくつもの違いに驚きました。いつもお腹一杯になるアメリカンフードや大きなビルディングやとても広い学校の敷地、またその中にある施設や設備などにも。毎日、本物の拳銃を持ったポリスマンが寮の近くにいて、日本ではとても目にすることができないようなことばかりでした。そんななか一番文化の違いを感じられたのは、やはり人でした。彼らは、私たちが分からないことや困っているということがわかると、どんなにつたない英語でも真摯にきいてくれて理解しようとしてくれました。ALPのアレックスやダニエルもそうでしたが、どっちかというとアメリカという国全体がそうなのではないかと感じられるほどほとんどの人々が親切でフレンドリーにしてくださいました。時には、日本人だとわかると、日本や日本人の好きなところを話したりするタクシーの運転手などもいました。私ははじめ、”Hello”という言葉すらも実際に使うと伝わるかどうか不安でした。それでも二週間、三週間と経つうちに自然と英語を使うことができるようになり、最終日のプレゼンテーションの日には、イーストベイ校の学長の秘書の方とアメリカの好きなところや日本の好きな食べ物についての話をすることもできるようになっていました。言葉も食文化も違う国で、三週間とても心配でしたが郷に入れば郷に従うように、どんなに文化が違っても自分はそれについていき、受け入れることができるのだと実感しました。

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 そして、もう一つは仲間です。今回の研修を一緒に過ごして、できた仲間は、今まで同じクラスにしか友達のいなかった私にとってはとても大きな存在だと思います。お互いに知らない者同士でも、お互いやその人の周りのことなどのたくさんの会話をし、時にふざけあったり、時にまじめに話し合ったり、同じ班の人とだけでなく、違う班の人とでもそれは変わりませんでした。特に私の中では、毎晩のように寮の部屋で他の部屋の人も呼んで談笑するのが、とても楽しかったです。私は今回の研修の仲間たちは本当に素晴らしい仲間だったと思います。なぜなら、このように普段は面白おかしく過ごしながらも、誰一人として集合に遅刻することはなかったうえに、授業にも積極的に取り組もうという姿勢や雰囲気があったからです。私の班では、毎朝全員で朝食を取ろうと決めていたため、何時までに全員が用意を済ませて出るようにしなければならなかったのです。そのため、もしもその時間に間に合わなそうな人がいれば、同じ部屋の者が起こしてあげたりしました。また、洗濯物は一人一人別々で洗濯をするよりはみんなでいくつかにまとめた方がお金はかからないし、飲み物の水も全員の分をまとめて買ったりもしました。また、洗剤やシャンプー、ボディーソープなどの貸し借りや、現金の足りない人にはその人がクレジットカードで他の人の分まで支払い、払ってもらった人が現金でお金を返したりと、お互いにいろいろと工夫して助け合いました。仲間には感謝しています。これが本当に仲間と言えるのではないかと思います。今回の研修で共にしたメンバーとは今でも学校で会ったときは挨拶するし、今後もどこかで集まって楽しむ予定もあります。研修が終わったから全部終わりにするのではなく、こんな感じで残っていければ私だけでなく、研修に参加したメンバーや支えてくださった先生方また、この研修を企画してくださった方もうれしいと思います。

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 初めてのことばかりではありましたが、今回の海外英語研修は成功だったといえます。今回の研修がただの思い出ではなく、これからに生かされるように英語学習に努めていきます。

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