ACE Program 研修レポート 2013

ACE Program に参加した 後藤 葵さんのレポートを紹介します。 このプログラムは、本学学生10名、アメリカ カリフォルニア州立大学の学生10名が アメリカ研修10日間、日本研修10日間を一緒に過ごし、お互いの文化を学びながら、 リーダーシップ育成を目指すプログラムです。

【国際戦略室 2013.12.26】

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工学部
生命環境学科2年
後藤 葵

 

・学習成果について

今回のプログラムでは、環境問題に関して、自分たちのキャンパス・コミュニティでできる取り組みについて考える課題が与えられ、数グループに分かれて学ぶことになった。やりとりはすべて英語だったので、言葉の壁をすごく感じていたので、思うように活動はうまくいかなかった。しかし、iPadなどの翻訳を利用することで、次第にアイデアの共有、意見の交換をすることができた。そのうち、翻訳はヒントとなり、自分の言葉ではなせるようになり、日本人だけでは考えつかないようなアイデアを与えてくれたり、逆に自分から与えることができたりすることができた。この学習成果として、英語スキルの上達だけでなく、様々な視点の考え方を得ることができた。

 

・海外での経験について

 初めての海外だったこともあり、見るものすべてが新鮮だった。特に感じたものとしては、例えばショッピングセンターに並んでいる商品や頼んで出てくる食べ物の大きさといった、買い物や街中での食事のときに見つけたアメリカと日本の文化の違いである。また、アメリカの人々の気持ちの大きさや、ホスピタリティの高さは日本人として、また、自分個人として、見習うべきものが多くあった。経験としては、今までメディアからの情報や実際の体験談から聞くことでしか学べなかったもの(文化・言語など)を自分の肌で感じることができ、自分にとって、とてもプラスになった。

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・派遣プログラムの内容について

このプログラム自体がアメリカと日本の文化の交流、次世代のリーダーシップの育成が目標だったこともあり、それに合わせたプログラム内容であったと思う。今回の課題として与えられた「環境問題」も、両国に通じる課題であり、CSUEBの学生とFITの学生と共に活動することで、考え方・視点の違いを知り、共有することができた。また、CSUEBの教授による授業を実際に経験するプログラムが多数回あり、私にとってまたとないチャンスに巡り会えた。

 

・今後の進路への影響について

 今回の経験を通して、自分自身の持っていた世界への関心ががらっと変わった。私は大学卒業後、大学院への進学、研究職への就職を考えている。進学に関して、このプログラム以前は、国内の大学院進学しか視野に入れていなかった。しかし、このプログラムでアメリカに行き、たくさんの世界観に触れ、もっと国外に飛び出してみたいと考えるようになり、海外の大学院への進学も視野に入れようと思った。また、研究したい内容も海外に通用するようなものを選択したいと考えている。

ACE w.Presidents#1_トリム

 このプログラムを通して得たものは、海外での経験、国境を越えた仲間である。この経験から私が今後どのように生かしていくものを見出すのかが課題であり、これからもこの仲間たちとのコネクションを大切にすべきだと思う。私はこのプログラムに参加できたことを誇りに思う。

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