FINEプログラム第8期生平田 愛美さんの留学レポート

みなさまこんにちは。新入生の方は少しずつ大学生活に慣れてこられた頃でしょうか。

 本日はアメリカ カリフォルニア州立大学に2013年3月~2014年3月の1年間留学しました 平田 愛美さんの留学レポートをご紹介いたします。

 これまでにもグローバルリーダー育成を目的とした「ACEプログラム」に参加するなど、積極的に行動を起こしてきた平田さん。さらに海外での経験を積み、その視野を大きく広げて帰ってきてくれた平田さんのレポートは、後輩のみなさんへのメッセージも詰まっています。

【国際戦略室 2014.4.16】

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                   FINEプログラムを終えて

電子情報工学科 4年 平田愛美

 

改めてアメリカでの1年間を思い返して、楽しいことばかりでは決してありませんでしたが、とても良い経験をさせていただいたと思います。この1年間で、本当に多くの方に支えられていることを実感しました。感謝の気持ちでいっぱいです。このレポートを通じて、アメリカで私が過ごした素敵な日々を知っていただければ、そして、これからさらに成長していく為の目標などを示していけたら幸いです。

期待と不安の入り混じった私を、サンフランシスコ空港で待ってくれていたのは、2年前に参加したACE Programで様々な経験を共にした友達でした。彼らには、1年を通じて本当にお世話になりました。彼らと過ごす時間は刺激的でいつもモチベーションを高めてくれます。

スプリングとサマークウォーターはALPで英語で英語を学ぶ授業を経験しました。最初のクウォーターということで、緊張の毎日でしたし、すべてが英語という慣れない環境に戸惑う事ばかりでしたが、韓国や中国、サウジアラビアなどからの留学生と一緒に勉強することができて、様々な文化を感じることもでき、楽しく授業を受けることができました。

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夏休みには、鹿児島大学主催のインターンシップにも参加させていただきました。私は、スタンフォード大学のSleep and Circadian研究所の西野先生の研究室にお世話になりました。スタンフォード大学病院を見学させていただき、私の気になっていた航空管制官の睡眠の質についてなどもお話を伺う機会をいただけて、勉強になりました。その他にも、シリコンバレーで働く方々にお話を伺う機会や、San Jose大学の学生とのディスカッション、プレゼンテーションなど、普段は経験できないことを沢山経験させていただきました。スタンフォード大学の方にお話を伺う機会があった際に教えていただいた“好きなことを誰にも負けないくらい極めた時、それが強みになる”という言葉が、今でも強く印象に残っています。インターンシップで出会った友達も、私に良い刺激を与えてくれる人々が多く、自分がまだまだ未熟だということを思い知らされました。

フォールクウォーターは、夏休み前にIELTSテストに合格していたので、Open Universityのクラスを受けることができました。そこで私は、Public Speaking、Astronomy、Programming of leisure serviceの授業を取りました。一般の生徒と一緒に授業を受けるのは、ALPでの授業とはまたひと味違い、最初は授業についていくのに精いっぱいでした。中でも、Public Speakingのクラスでは、私の苦手とするプレゼンテーションやスピーチなどをほぼ毎クラス行わなければなりませんでした。その授業で、自分の本番での弱さや自信のなさなどが浮き彫りになったと感じます。また、Astronomyのクラスでは専門的な単語の多さに戸惑うばかりでした。自分の英語力のなさに、落ち込む出来事もありましたが、これらの経験のおかげで、改めて自分を鼓舞することができ、次につなげる事ができたと思います。

冬休みにはラスベガスとグランドキャニオンを旅行することができ、最後の休みを存分に楽しみました。ウィンタークウォーターは、English vocabulary 、Micro Economicsなどの授業を受け、ボキャブラリーに重点を置き学習してきました。最後のクウォーターという事もあり、留学生の為のワークショップに参加したり、プレゼンテーションを行ったり、ロッククライミングなどにも挑戦しました。

帰国前には、お別れパーティーも開いてもらい、多くの友達との別れを惜しみました。その際、自分の身長よりも大きな星条旗いっぱいに、アメリカで出会った本当に多くの友達からメッセージをいただき、本当に感動しました。最初は、アメリカ人の正直で率直な物言いに圧倒される部分も多かったのですが、このプレゼントをもらった時、そんな葛藤も報われた気持ちになりました。彼らのおかげで、自分の考えは伝えようと表現しなければ伝わらないという事を改めて実感しました。おかげで1年前に比べ、優柔不断を改善することができたと思います。そして何より、言葉や育った環境、文化は違えども、お互いに理解し合う事ができると知り、自信がつきました。これから、この1年間で学んだこと、感じたことを大事にしながら、1年前からの目標である航空関連の仕事に就けるよう、努力します。また、海外で日本人の印象を問うと、いつもTechnologyという答えが返ってきます。ですから、誇れる日本の繊細な技術を、世界に発信できるような人に成長できるよう努力を続けようと思います。アメリカで経験したすべての事が、並大抵のことでは挫けない、強い心を育ててくれたと感じます。また、国境を越え活躍するみんなの存在が、私に勇気を与えてくれます。より成長した姿を、支えてくれた皆さんに示せるよう、感謝の気持ちを返していけるよう、皆を巻き込み楽しめる努力をしていきます。本当に1年間ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。

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