H30年度STEPプログラム(ハワイ)報告書 第②弾

皆さん、こんにちは。
だんだんと春に近づいてきましたね^^

前回に引き続き、STEPハワイに参加した学生2名のレポート(第2弾)をご紹介します!どうぞご覧ください!

【国際戦略室 2019.3.4】

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社会環境学部 社会環境学科
中鳥 暁翔

1)志望理由
高校の修学旅行でオーストラリアとシンガポールに行ったときにたくさんの海外経験をしたので、また海外に行き、なかなか経験できないようなことをしたいなと思っていました。福岡工業大学に入学して、STEPの存在を知りましたが最初はお金がないから行くことはないだろうと思っていましたが、STEPの広告を親に見せると行ってみたらといわれたのでSTEPに参加することにしました。私は英語がとても好きで、自分が学んだ英語の知識を活用するためには、4ヵ国で1番英語を使うハワイが良いと思い、志望しました。

2)研修を通じて学んだこと
ハワイに行く前に学校で行った留学生との交流会では、自分が英語で答えることができても、相手が言ってることが理解できなかったのでヒヤリング苦手だなと思っていましたが、ハワイではしっかり意味が理解できるように、現地の方が分かりやすい英語を使ってくれたのでとても助かりました。ハワイの方は親切な人が多いなと感じました。
1日目のオキナワンフェスティバルでは、お店の場所を聞かれたりしたので、ハワイの人たちは日本人より積極的に話しかけるんだなと思いました。参加者にアンケートを取っていたときは話しかけづらかったのですが、見た目が怖そうな人でも親切にアンケートに応じてくれていたのでとてもよかったです。日本語を話していた人もいたし、日本をほめてくれる人が多かったので、日本とハワイの仲の良さを感じました。
二日目はダイヤモンドヘッドを登りました。頂上から見る海の景色はとても素晴らしかったです。二人のガイドの方はとても明るくて、気軽に話すことができたので良かったです。トロリーから見る景色は最高でしたし、風通しが良くて、気持ちよかったです。

【ダイヤモンドヘッドの頂上から見た海】

 三日目はハワイと日本のつながりと、ハワイ王国について学びました。今まで知らなかったことが多かったので、この機会で学べてよかったです。

【カメハメハ大王像】

3)研修で得た経験を将来どのように活かすか
短い期間でしたが、ハワイでの経験を生かして、これから英語を勉強したいと思いました。日常会話で英語がペラペラ話せる人はかっこいいと思いますし、英語が苦手な人から頼りにしてもらえるので、ハワイだけでなく、他の海外の場所へ行った時に便利だと思います。私は外国人と話せる機会があれば、コミュニケーションをとって日本以外のことも知りたいです。そのために、英語の授業とTOEICを頑張りたいです。まだ自分が何の職業に就職するかわかりませんが、もし、将来就いた職業で海外出張などになったらハワイの経験を思い出したいと思いました。

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工学部 生命環境化学科
黒木 青

 まず、ハワイの志望理由として3つあります。1つ目は、現地の人とコミュニケーションをとることです。今までは学校で様々な英会話を学んできましたが、日本人がよく使う英語は難しいとか実際は使わないなどと聞いたことがあり、現地の英語はどんな感じなのか興味が湧き、生の英語を感じたいと思ったからです。2つ目は、ハワイと日本人の関係を知ることです。オキナワン・フェスティバルがあるように、何かしらハワイと日本の間に関係があり、それがどのようにして築かれたのか、そしてこの祭りに参加する人々はどのような人が多いのか気になり、ボランティアとして参加できたらその答えがわかるのではないかと思ったからです。3つ目は、日本には無い地形、環境、文化など普段では絶対出来ないものに触れてみたかったからです。ハワイに行くことで自分が変われるなら、自分にとって大きな成長であり、これからの大学生活や社会人になってもいろいろな考えを持つことができ、人生が少しでも豊かになればいいなと思い、ハワイを志望しました。

 この研修を通じて、1つ目は言葉にしてみるということを学びました。ハワイの人とスラスラと会話することは難しかったけれど、自分が知っている単語を一つ言うだけで言いたいことが伝わることが多く、コミュニケーションを取ることができました。これは日常生活にも活きることだと思いました。2つ目は、人とのかかわり方、自分としての在り方を学びました。1日目のボランティアの時や、2日目にダイヤモンドヘッドを登った時、そして、3日目にいろいろなとこをまわった時、ハワイの人々はみんな自分のやりたいことをやって、その行動が他人に迷惑を掛けていたらすぐに笑顔で謝っており、そして店やバスに入るときはお年寄りや女性の人に道を譲っていました。こういった行動は日本で見かけることが少ないため、不思議な感覚でした。日本では常に周りのことを考えるような風潮があり、自分で何か行動を起こすときにも周りの目を考えすぎてよく思われるように行動してしまっています。周りの考えは他人のモノで、自分自身では正解が分からない状態のまま勝手に答えを出し、その不完全な答えに沿って生活を送るのはとても窮屈な生き方であると思いました。3つ目は、時間の使い方です。当たり前のことですが、この旅行を通じて一番強く感じました。例えば、空港内では常に時間を気にしながら過ごしますが、楽しいことをするときは時間を気にせず、気づいたら1時間立っていたように過ごす、この2通りです。どちらの過ごし方にもメリットはありますが、その時その場所に応じた時間の過ごし方が大切だと改めて感じました。ハワイでは時間がゆっくり流れていました。バスやトロリーは定時に来ず、予定時間を過ぎても誰も怒らないし、誰も悪口を言わず、これがハワイだと感じました。このような習慣は日本に全くないため新感覚でした。

 今回、ハワイの研修で学んだことから、これからの生活では自分らしさを大切にしたいと思います。周りがどう考えているのかを考えても100%分かることが無いので、まずは自分の想いを大事にしようと思いました。大学生活の中や普段の生活の中でも、自分が思ったことを発言し行動することで充実した生活を送れるようにします。しかし、いつも自分が第一ではなく他人に思いやりを持ちながら周りに迷惑を掛けない程度にするのが大切だと思います。また、予測しなかった事態になった時の臨機応変な対応の大切さを感じ、その力がまだ足りないため、自分の知らない状況になった時に、今自分にできることを精一杯やり尽くし続けようと感じました。さらに、ハワイのように時間がゆっくりと流れるところで過ごしてみて、これからは時間の使い方も大切だと気付きました。メリハリのある過ごし方をすることで自分の時間も作れて有効に過ごせると感じました。

 この研修を通じて学んだことについては、とても当たり前のことであり、普段から言われていることです。今までも、時間を有効に使う、自分らしさや臨機応変に対応することを大切にするなど、何度も聞いてきてその言葉は知っていましたが、知っているだけで行動には移していませんでした。しかし、この研修を通して、「当たり前」を行動で表す難しさ、大変さを体全身で感じ取ることができました。これは、今回の中で最も大きい収穫だと思います。世の中で言われていることを、1度自分の中に落とし込んで真剣に考え行動してみるということが、これからの自分にとって人生をより良いものにすると思います。そして、これからは様々なことにチャレンジして毎回小さな気付きを積み重ねていこうとも思いました。

 最後に、このメンバーで様々な体験、自分なりの気付きができてよかったと思います。かつ、経費を出してくれた親、一緒に参加してくれたメンバー、支えていただいた大学の方やHISの方など、すべての人に感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。もうハワイで過ごした時間は戻ってこず、これから新しい時間がやってきます。その新しい時間をどう過ごすかで、研修が意味のあるものかないものか変わってくると思います。研修での学びや後悔は、心に留めるだけでなく行動にして表現していければいいと思います。

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