H30年度STEPプログラム(シンガポール)報告書 第⑤弾

皆さん、こんにちは。
本日はSTEPシンガポールの学生報告書、第5弾です!
どうぞご覧ください^^
【国際戦略室 2019.3.14】
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短期大学部 情報メディア学科
川添 柊真

 私がSTEPプログラムのシンガポールを志望した理由は、シンガポールという国の文化を知り、世界の国々と日本との違いを学びたかったからだ。
シンガポールは様々な人種の集まる国であり、その文化も多種多様だ。中華系やマレー系、インド系の人々が暮らしている。街中には英語、中国語、マレー語、ヒンディー語などを見かけることができる。私がシンガポールの街中を歩いて思ったのは、中華系の人々をかなり多く見かけるということだ。出稼ぎにやってきた人々や移民も多く、インド系の人々が働いている姿も多かった。多数の人種の集まるシンガポールは、多民族国家という独特な国だ。その国の空気を感じ、実際に体験してみたいと思った。
シンガポールの気候は熱帯に属しており、かなり蒸し暑い。シンガポールの街並みを歩いていて、街路樹のあまりの大きさ、高さに驚いたのだが、太陽の光を遮るためだと気づいた。シンガポールはいつでも日本の夏のような気温だ。太陽の光を遮るために、巨大な街路樹を植え、道に日陰を作り出している。日本とは違う、熱帯ならではの工夫だった。
シンガポール大学を見学して驚いたのは、その大きさだ。一つの町が丸ごと大学であり、敷地内には無料の専用バスも走っている。大学自体も大きく、その中には最新設備が揃っており、学びには最適の環境だ。留学生用の寮もあり、十階建て以上のビルが何棟もあった。

シンガポール大学は学習にコンピュータを利用しており、ほぼすべての教室にプロジェクターがあるという。学生もカフェテリアのベンチ等でノートパソコンを使って勉強しており、ITが生活の中に根付いていることをうかがわせる。カフェテリアは6つもある。学内が異常に広いために多いのだ。値段も安く、一食300円から400円である。
大学には通常の図書館とは別に中国文献の図書館があり、中国語の本が数多くあった。残念ながら写真は撮ってきていないが、中国文化を現した内装だった。
また、シンガポールの地下鉄は完全オートメーションである。シンガポールは地上には鉄道がなく、すべて地下鉄だ。国土が狭く、過密状態だからであろう。地下鉄は値段がかなり安く、長く乗ってもほとんどお金がかからない。シンガポールでは、公共交通機関の値段が明らかに安い。日本との物価の違いがよく分かった。
そして、シンガポールだけではなく、マレーシアの生活も私たちは体験した。マレーシアのシナラン村でホームステイを体験したが、気候、作法、食事など、日本との差は多かった。
マレーシアでは雨が多く、スコールと呼ばれる短時間の土砂降りがよくある。私がホームステイに行った時も、日本ではめったに見られないような雨が降った。現地の人は普通だと認識しており、のんびりと過ごしていた。

マレーシアの食事作法はインドに似ており、右手だけを使ってものを食べる。私も最初はなれなかったが、すぐにコツをつかみ、うまく食事できるようになった。
ホームステイ先の人と話していて、日本の映画、「君の名は」を知っていることや、「スタンドバイミードラえもん」の歌が好きだと語ってくれた。日本のコンテンツは世界でも知られていることを認識できた。
現地の文化を教えてもらい、マレーシアの古い遊びや民族衣装を楽しんだ。ゲームは単純だが思考力が試され、夜遅くまで熱中するほどだった。

今回の海外留学では、私は世界の様々なことや文化を、身をもって体験した。海外での体験は素晴らしいものだったが、海外の問題点もまた知った。マレーシアではイスラムの移民による宗教裁判が行われ、ニュースにもなったらしい。
私は海外で人とふれあって、積極的に話しかけることに挑戦できたと思う。いざ話しかけてみれば、それなりに喋ることはできる。このような積極性が、海外の人々と仲良くなるコツだと思った。今回の体験を糧にして、より多くのことに挑戦してみたいと思う。

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工学部 知能機械工学科
惣土 隼

まず、私がシンガポールを志望した理由は、シンガポールは多文化で様々な人種、宗教に触れることができ、異文化理解に適していると感じたからです。

私は今回の研修で3つのことを学びました。
1つ目は、コミュニケーションは気持ちが大事だということです。ホテルのスタッフの方と話す機会があり意思の疎通がとれました。拙い英語ではありましたが、表情や相づち、ジェスチャーを駆使したことで会話が成立したと思うので、伝えようとする気持ちが大事だと思いました。

2つ目は、日本の素晴らしさです。食事は口に合わなかったので日本の米の美味しさに気づきました。ショッピングセンターでも日本の製品は高級品として扱われていたので品質の高さを実感しました。また、店員さんも客がいるにもかかわらず携帯をいじっていて、公共交通機関でもバスは揺れまくり、電車は運転士が乗っておらず扉に挟まれている人がいて日本では考えられない光景でした。
マレーシアのホームステイ先ではお湯は出ず、トイレも水洗式ではなかったので日本の暮らしやすさ、技術力、日本人のまじめさ、を実感しました。

3つ目は、学習意欲の高さです。2日目にシンガポール国立大学を訪問し学生の作った作品を見たり講義室を見たりしました。車や絵などの作品が展示されておりどれも素晴らしいものだと感心したのですが、それよりも感心したのが廊下で勉強している学生が多すぎるということです。さすが世界トップクラスの大学だなとおもいました。福岡工業大学ではあまり見られない光景だったので見習うべきだと思いました。

大まかにいうと以上のような3つのことを学びました。これからも福岡工業大学の国際交流のプログラムには参加しようと考えているので、異文化に対してどのように接するのか、どのように適応すればよいのか、今回の研修で学んだことを生かせると思うし、日本がどれだけ優れた技術を有しているのか、日本食のおいしさ、接客の丁寧さなど世界に誇れることがたくさんある素晴らしい国であるということにより感謝しながら残りの人生を過ごせると思います。また、シンガポール国立大学の学生の学習態度は今すぐにでもマネできることだと思うので、強い意志を持って英語力、専門分野の習得に勤しみたいと思いました。

大学生はきっかけが大事だと英語の先生がおっしゃっていたので、今回の研修が無駄にならぬよう、これからも福岡工業大学が提供している活動には積極的に参加していきたいと思いました。
他学科の生徒とも仲良くなれたので良かったです。

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