H30年度STEPプログラム(フィリピン )報告書

皆さん、こんにちは。
本日は、STEPフィリピンに参加をした学生の報告書をご紹介します。
夏STEPで派遣をした4か国の学生報告書のご紹介は、今回で最後になります。
それではどうぞご覧ください。
【国際戦略室 2019.3.18】
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工学部 電子情報工学科
城野 祥基

まず、私が今回このSTEPのフィリピンのプログラムに参加した理由は、大きく分けて二つあります。一つ目は、自分が今まで学んできた英語はどのくらい通用するか興味があったからです。私はあまり英語が得意ではなかったので、自分一人で海外に行くにはまだ力不足だと思い、今まで海外に行く勇気が持てませんでした。今回のSTEPプログラムは現地にサポートしてくださる方もいるので、英語がわからない時でも手助けしてくれるので、英語を使っている国で自分の英語がどれくらい通用するか知るいい機会になると考えました。二つ目の理由は、海外に行く経験をして、外国のものの考え方や価値観などを学びたいと思ったからです。私は今まで外国に行ったことがなかったので、日本の中の生活のことしか分かりませんでした。日本は先進国なので、発展途上国の国で、自然にも恵まれているセブ島に行ってみたいと思いました。

私は今回のSTEPプログラムでとても多くのことを学ぶことができました。まず、本場の英語がどんなものか知ることができ、自分の英語力はまだまだ海外でしっかり通用するレベルに達していないことを痛感しました。現地の人の英語は、とても速くて、発音もいいので、最初は聞き取ることができませんでした。最初のころはインストラクターの人が通訳してくれるまで、現地の人とコミュニケーションをとることがとても難しかったです。しかし、ずっと現地の人の英語を聞き取ろうと努力していくと、少しずつ英語が聞き取れるようになりました。最終日では完璧に現地の人の英語を聞き取ることまでには至りませんでしたが、しっかりとコミュニケーションをとることができることができるようになりました。現地の人の英語について学べたことや、実際に外交の人とコミュニケーションをとることができた体験は、自分にとってとても良い経験になりました。次に、フィリピンの生活や文化、社会の状況について知ることができました。とてもきれいな海や恵まれた自然に感動しました。どの体験もとても私にとっては新鮮で、とてもいい経験になったのですが、特に衝撃的だったのがスモーキーマウンテンというゴミの山とその近くで暮らしている人たちの話を聞いたことです。日本では考えられないような生活や価値観の話をしていて、その話を聞いて、私の中の価値観がとても大きく変えられました。また、今回の研修で、外国の人々の生活や価値観に興味を持ち、これからまた海外に行きたいと思うようになりました。そのためにも今までよりさらに英語を勉強していきたいと思うようになり、英語を勉強するモチベーションを作ることもできました。

今回の研修では多くのことを学ぶことができました。現地で英語について学ぶことができたので、それを生かしてこれからの英語の勉強をしていき、知識としてだけでなく、実際に外国人と話すことができるように英語を勉強していきたいと思います。また、海外の人たちの文化や生活についてもっと知りたいと思ったので、これからプライベートで海外に行ってみようと思います。

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工学部 電子情報工学科
川畑 亮

私がSTEPフィリピンを志望した理由は、はじめはただ行ってみたいという軽い気持ちで志望した。だが、事前学習の際に外国の学生との交流を通して異文化を知ることがとても楽しく、新しいことを学べることにわくわくを感じた。そこで、交流を通して日本との違いを知り、外国の文化にふれたいと思った。

私が研修を通じて一番驚きだったことは、外国に比べて日本の生活環境はとても整っているということだ。フィリピンのトイレではトイレットペーパーが個室についてなく、さらに使った紙をトイレに流すことができないため横のゴミ箱に捨てるしか方法が無かった。フィリピンの小学校では、小学1年生から始まって日本でいう中学1年生が小学7年生だった。また、全校集会の際にお菓子を食べている子もいれば、普通に話している子もいたので、日本みたいに堅苦しい集会ではなく驚いた。外国人の表現力があるのはこのような文化があるためだと思う。お互いの文化交流の際に折り鶴を教えた。小学生が楽しそうに折り鶴を折り、「ここがわからない」のようなことを英語で聞いてきたときは、日本の文化に興味をもってくれたことがとてもうれしく感じた。しかし、折り紙の文化がフィリピンにないため、小学生低学年には難しすぎたと思い、もう少し簡単なやつだともっと楽しめたと思う。

フィリピンで学んだことは、世界には貧しい国もあり、環境も全く違い日本がどれほど平和で暮らしやすい国だということである。日本人は平和なことが当たり前だと思っていると思う。いつもの暮らしに感謝して生活することが大切ということを学ぶことができて良かった。
セブ工科大の生徒と交流をした際に、フィリピン伝統のバンブーダンスを披露してもらい、日本の生徒も一緒にやろうと言ってもらったときに少し恥ずかしさがあった。一緒に踊ってもらっている際に、恥ずかしがらずに交流することが一番仲良くなる方法だと思った。これからは交流する機会があったら恥ずかしがらずに交流することが大切だ。

社会に出た際には、今回フィリピンで学んだコミュニケーション力を活かして、誰とでも話して意見交換できるような社会人になりたいと思った。これからの時代ではコミュニケーション力が必要だと思うので、これからはコミュニケーション力を身につけることに力を入れていきたい。今回、STEPフィリピンに参加して日本ではなかなか経験できないことができたのでとても良かったと思う。
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情報工学部 情報通信工学科
田中 直

私が大学に進学した理由の一つが将来の夢を広げるための経験を沢山積むことでした。そこで、この福岡工業大学に入学してSTEPプログラムというものを知り、この海外研修プログラムを通して、実際の現地を訪問することで異国の文化に触れることができるのではないかと思いました。また、現地の方々と交流するようなことは普通だと滅多に経験することのできないことだと思うので、とても良い機会だと思い、志望しました。私自身、英語はそこまでできる方ではなく、人見知りをするタイプですが、今回のこの研修で学部や国籍を超えた知り合いが増え、ネットワークを広げられると良いと思いました。

今回のこの研修を通じて、私は大まかに3つのことを学びました。1つ目は文化の違いです。日本にいた頃は何も考えずに常識だと思っていたことが、フィリピンという国を超えることによって、現地の方の思想や性格も異なってくるということに驚きました。もちろん人によって様々ですが、日本人のほうが良くも悪くも細かいような感じを受けました。実際に私がフィリピンに行って体験した話ですが、レストランの予約を行っていたのにもかかわらず、予約席に他のお客さんを案内してしまっているということがありました。また、日本のように夜中に街中を出歩くことも出来ず、早めに建物に帰らなければならないのも外国らしいと感じました。2つ目は物価の違いです。フィリピンでは水道水は飲まず、ミネラルウォーターを買って持ち歩いていたのですが、通常日本で500mlを100円で売っているのに対してフィリピンは約40円で売られていました。また、スーパーで売られていた食品も安く、パイナップルが110円位、ハンバーガーが60円位でした。とても安く感じられましたが、その反面で労働賃金も安いようでインターネットで調べたところ平均年収は約48万円だそうです。そう考えてみると、日本に比べてものの値段が高いようにも感じました。物価は近年高くなっているのに給与はあまり上がっていないそうです。これは大きな問題だなと感じました。3つ目は発展途上国における様々な問題です。今回、私が行ったフィリピンもそうですが、衛生環境が悪く、建物や路面の整備も良いとは言えない状況でした。また、今回行ったのがセブ島だったからかもしれませんが観光業に関しては値段が高く、観光資源に頼っているところも一部はあるのかなと感じました。

今回のこの研修を通して、私は将来に活かせるようなことが多くあったと感じています。志望理由にもあった大学内での学部や学科を超えた友達を増やすことが出来たのもそうですが、実際にフィリピンという国外で1週間生活をしていく中で、日本での生活では知ることの出来なかったものを沢山経験できました。インターネットが発達してグローバル化した現代だからこそ、日本国だけ完結するようなことは少なく、世界中の様々な事象が伴って生活していくことが前提となっています。今後、就職活動をしていくにつれて今回の経験を自分のアピールポイントにした売り方ができると思っていますし、日本国外にも事業展開を行っているような企業にはとても活躍していけると考えています。また、フィリピンを1週間体験していくにあたって、生活能力をとても向上することが出来たと実感しています。これを活かして日本では今までよりももっとアクティビティに挑戦をしていけると思っています。今後、短期海外研修のようなプログラムがあればまた参加して自分の成長に役立てたいと思います。

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