H30年度STEPプログラム(中国)報告書 第③弾

2月 28th, 2019

皆さん、こんにちは。
先日に引き続き、STEP中国に参加した学生2名のレポートをご紹介します。
プログラムに参加して感じたことを、それぞれ違った視点で報告してくれています。
ぜひご覧ください!

【国際戦略室 2019.2.28】
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社会環境学部 社会環境学科
山道 健

1.留学前の志望理由
私は、高校の時から大学に入学したら留学をしたいと考えていました。そのため、このSTEPプログラムに参加し、海外について肌で感じ、より多くのことを知りたいと思っています。特に、中国のプログラムは他の研修よりも、9日間と長く、南京理工大学の学生とのワークショップも計画されており、ほかの国の大学生がどのような事を考えているのかを知ることにより、自分たちにはない考えを発見できると思っています。中国は人口も多く、これからの社会にとって大きな影響を与えていく国だと思っているので、その国の特徴や日本とは違う文化を理解していくことにより、私が社会人になった時、仕事をしていく上でも中国との関わりを視野に入れ、世界的に働けると思っています。また、このSTEPプログラムに参加することによって、同じ留学をしたいと思う学生が集まってくると思うので、その同じ気持ちを持っている人たちとコミュニケーションをとり、たくさんの意見交換ができると考えています。

2.中国留学を通して学んだこと
私が今回の留学を通して学んだことはたくさんありますが、その中でも特に印象に強く、自分には足りない所だと感じたことは、言葉を話すということです。これは留学する前から分かっていたことですが、留学を通してこれが一番足りない所であると感じました。交流していく中で、中国の学生は日本語、英語、中国語と少なくとも3ヶ国語は話すことができ、中国の学生の中には、さらにフランス語を勉強している学生もいました。中国人は小学生から英語を勉強しており、話すという訓練をしているためほとんどの人が英語を話すことができます。それに比べて日本人は英語を勉強しているけれど、いざコミュニケーションを取るとなった場合、話すとなると、苦労すると思います。このようなことを肌で感じ、日本という島国の中にいるのではなく、もっと世界にでて話すと言う訓練をし、海外の人とコミュニケーションを取れるようになりたいと感じました。

3.中国留学を通して学んだことを今後どのように生かすか
まず、英語を勉強するということを頑張りたいと思います。勉強するというのは、コミュニケーションを取るということができるようになるということです。そして、中国語や韓国語など、英語プラスαで話せる言語を増やしていきたいと思います。私は将来、JRに就職することが目標です。そのため、グローバル社会である今、会社内や駅などで海外の人とコミュニケーションを取るという機会も増えていくと思います。このようなことを踏まえると、これから英語、中国語などが主流となっていくため、様々な場面で生かせるよう、これから取り組んでいきたいと思います。

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工学部 電気工学科
鬼頭 昂希

 STEP中国のプログラムを志望した理由は、現在の中国の様子を実際に自分の目で見たいと思ったことに始まります。
2年前、中国の様々な家庭に泊まらせて頂く機会がありました。それは、これまで中国に対して抱いていた、「まだ東南アジア諸国のように発展途上の段階である」という印象がどんどん崩れていくようなとてもインパクトのあるものでした。しかし、実際に行って見てみると全く違いました。場所によっては東京の街にいると錯覚するほど発展した都市もあり、経済発展の勢いを強く感じました。経済発展と共に一般市民の生活水準も上がり、日本とほぼ変わらない生活を送っていることが分かりました。
それに加え、IT分野における技術は日本を追い越しているように感じました。実際に多くのITを活用したサービスが生活に浸透しており、世界の中でも最先端を走っていると考えられます。また、教育に関しても日本より優れていると感じました。中国の学生は熾烈な学歴社会の競争を生き残る為に、日本の学生とは比べられない量の勉強をしなければならないため、実際に多くの優秀な学生がいます。彼らは大学入学後も、自分の将来のために勉強の手を緩めることはありません。あまりにも考えていた様子と違っていたので、自分の勝手な想像で作りあげていた印象を、とても恥ずかしく思いました。


この中国に対する印象の大転換から2年が経ち、さらに発展した中国の様子や同年代の中国の学生の大学生活を見てみたいと思い、このSTEP中国のプログラムを志望しました。
今回STEP中国の研修を通じて学んだことが2つあります。
まず1つ目は、笑いのツボが同じだということです。特に中国人は仲間意識が強く感情が豊かでもあります。これは意外と大事なことです。これを知らない人は、勝手に言葉も通じない外国人に対してなぜか分からないけど怖いという印象を持っている人が多いです。
しかし実際には、中国で同年代の学生と10日間近く一緒に生活し、最後のあたりには互いに他愛無い話で盛り上がるようになり、強い信頼関係を築くことができました。また最近の日本人とは違い、全然知らない街中のおじさんやおばさんたちも外国人である我々に対し、優しく対応してくれました。
2つ目は、日本の学生には中国の学生に比べ恵まれた環境があって自由な時間が多いということです。
人によるとは思いますが、日本の学生は多くの人がバイトをしていますが、中国では日本と逆でほとんどの学生はバイトをしていません。なぜなら、中国の学生には自由な時間が日本と比べて少ないからです。中国の学生はその限られた自由な時間の中で授業の予習復習をするので、自分の趣味に使える時間はほとんどありません。また、バイトをしないということは自分が自由に使えるお金も減ることになります。日本の学生はバイトで貯めたお金で友達と遊びに行ったり、長い休みには旅行に出かけたりして様々な経験を積んでいます。
中国の学生はその限られた時間の中でかなりの勉強をしており、勉強への意欲がすばらしいです。過酷な受験戦争を生き残って、さらにあそこまで勉強するのには脱帽します。
この2つのことから中国の学生とは国を超えて良いライバルになれると思います。お互いに学べるところが多くあるからです。同年代の中国の学生があれだけ頑張っているのを見ると、こちらも負けていられないという気持ちになります。
私は今回のSTEPの研修で、経験を自分一人の物だけにしてしまうのはもったいないと考えています。中国に行ったことのない学生の中にはその政治体制やその他さまざまな問題の影響もあり、中国に対してあまり良くないイメージを持っている人がたくさんいます。確かに国と国の間で様々な問題があることは事実ですが、それでも一般市民の生活にまで問題があるわけではありません。
私はそんな中国の実情を知らない人に今回得た知識や経験をもとに、ありのままの中国の様子を伝えることで国際交流の輪を広げることができると思います。
他国のことについて理解を深めれば日本のことについても理解が深めることができます。
私は将来多くの国の本当の姿を知り、より自国への誇りを持って世界の人とともに生活できるようになりたいと考えています。

H30年度STEPプログラム(中国)報告書 第②弾

2月 27th, 2019

皆さん、こんにちは。
先日より、学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加をした学生のレポートを紹介しています。
本日は、前回に引き続きSTEP中国に参加した学生のレポート(第2弾)です。
ぜひご覧ください!

【国際戦略室 2019.2.27】
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電子情報工学科
西川 天志

 今まで海外に行ったことはありませんが、高校の頃から行ってみたいという気持ちはとてもありました。なぜなら、自分の知らない文化に触れられて、新しい発見があるだろうということと、行くことによってこれからの人生や、生活していく中での自分の視野が広くなると思ったからです。新入生オリエンテーションでこのSTEPプログラムを知った時、まだ海外に行ったことがない自分にとても良いプログラムだと思い申し込みました。
中国のコースを選んだのは金銭的な理由もありますが、4つのコースの中で1番滞在期間が長く、現地の学生との交流がたくさんある所に魅力を感じました。現地の人の中でも同年代の人との交流は、とても刺激的なものだと思うし、そこで得られるものは留学ならではのものだと思うので滞在期間の長い中国のコースを選びました。
 
 1日目は移動が多くとても疲れました。学校についたのは22時前でしたが、現地学生の皆が出迎えてくれて夜の屋台を案内してくれました。いろんな食べ物があり新鮮で楽しかったです。学生の皆さんは日本語専攻でとても日本語が上手だったので何も不自由がありませんでしたが、英語で会話ができると思っていた自分には少し残念にも思えました。

 2~4日目は午前中、校内ツアーや、dragondance、書道といった活動をして昼食をとり、午後は現地の教授や4年生の話を聞いて、終わるとショッピングや観光地に行きました。南京理工大学は本当に大きくて、全てを見て回るのは無理でしたが、たくさんの校舎と校内に池があったり木がたくさん植えてあり、1つの町みたいで中国の広大さが少し知れました。Dragondanceや書道は、中国の伝統的なものでどちらも楽しかったです。書道は日本と書き方が違う漢字や、中国の古い文字などもありました。買い物はデパートみたいなところで、ブランドものがたくさんあり高すぎて買いませんでしたが、天神よりもすごいデパートで中国の発展が少し分かりました。カラオケに行った日はどんな曲があるのかと思っていましたが、日本の歌もたくさんありました。観光地の老門東に行ったとき、行き道に個人経営の店などたくさんあり1人で値段交渉をしながらたくさんのお土産を買いました。老門東はライトアップもしてあり、昔の建造物がたくさんありきれいでした。

 5~6日目はプレゼンテーションの準備と発表をして学生と火鍋を寮でしたり、孔子に関する場所に行ってご飯を食べたりしました。みんな面白い人たちばかりでとても楽しかったです。
 
 7日目は南京の最終日で、動物園に行って有名なお寺を訪れて、玄武湖を見て夜ご飯を食べに行きました。やはりひとつひとつとても大きくて全部は回りきれませんでしたが、おしゃべりをしながら歩くのはとても楽しかったです。

 8~9日目は上海で観光地を回りました。上海と南京の違いでまず感じたのは外国人観光客の数の差でした。南京ではあまり見ませんでしたが、上海では欧米の人がたくさんいたり、日本語が聞こえてくることもたくさんありました。それと、南京では英語が通じない事がたくさんありましたが、上海では英語も日本語で話しかけられることも珍しくありませんでした。街並みもそれぞれで上海はとても都会的でした。いろんな街並みの場所に行けたこともとてもよかったです。

 今回の研修を通して学んだことは、どの国でもいろんな人がいるということです。日本人は国民性や県民性などをよく気にしますが、あまりいいことではないと思いました。たしかに、少しは国によって性格などに傾向などがあるかもしれませんが、短期間に南京という地域に行っただけで、日本人の多くが思っているような中国人ではないような人とたくさん出会ったからです。

 最後に、今回の経験はとても将来に生かされるなととても感じました。なぜなら、今回終わって中国語を勉強しようと思ったからです。新しい言語を学ぶことは人生においてあまりないことなので大きな分岐点になると思うからです。

H30年度STEPプログラム(中国)報告書 第①弾

2月 22nd, 2019

皆さん、こんにちは。

本日より、学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加した学生のレポートを数日にわたりご紹介していきます。
このプログラムは現地学生と交流を図ることで、異文化との気づきを体験できる新規体験型プログラムです。

夏は【中国、ハワイ、シンガポール、フィリピン】に53名の学生を派遣しました。
また、春については2月末~3月にかけて【台湾、グアム】に24名の学生を派遣する予定です。

まずは、STEP中国に参加をした岩下さんのレポートをご紹介します。
留学を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【国際戦略室 2018.2.22】

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工学部 知能機械工学科
岩下優花

1)志望理由
大学生活での目標は、国際交流に参加することです。説明会でプログラムに参加した先輩方の話を聞いてより参加したいと思いました。
まだ海外に行ったことがありませんが、大学生のうちに海外に行ってみたいと思っています。STEPではただ遊びに行くのではなく、様々な研修を通して現地の文化や歴史を学ぶことができるので、参加してみたいと思いました。中国は現在発展している国でその様子を直接見てみたいです。自分が持っている人から聞いた中国のイメージを、自分の目で見て感じた中国のイメージに変えたいです。
また、将来は海外でも働きたいと思っています。STEPに参加して様々な人と交流することにより、自分とは違う考え方や文化を持つ人に触れて、相手を理解し尊重することを学びたいと思いました。

2)研修を通じて学んだこと
中国の学生と交流する中で、一番驚いたことはキャッシュレス化でした。キャッシュレス化していることは事前に調べて知っていましたが、大きな商店だけでなく個人経営の屋台や出店までもキャッシュレスだったことに驚きました。日本でのキャッシュレスといえば、クレジットカードやデビットカードで、使うことのできない店も多くあるイメージでした。中国ではみんなが支付宝(Alipay)やWeChat Payなどのアプリを利用して決済をしていました。私も実際に利用してみて、買い物をするときや割り勘をするときなどに、おつりをもらう必要がなくとても便利だなと思いました。
個人的に、中国は空気が汚いというイメージが大きかったです。しかし、南京は緑が多く学内にも木がたくさんあり、空気が汚いとは感じずとても過ごしやすかったです。町中にゴミ箱が設置されていて路上にあまりゴミが落ちていなかったのも意外でした。

【新街口】

食事ではお店に行くと熱いお湯が出されることに最初は戸惑いましたが、慣れると大丈夫でした。ペットボトルのお茶も日本とは違って砂糖が入っていて、低糖のお茶はあっても無糖のお茶を見つけることができませんでした。
地下鉄や高速鉄道に乗るときに、必ず荷物検査があって日本よりも安全だなと思いました。南京の地下鉄は本数も多く時間も正確で、ホームも車内もとてもきれいでした。切符の値段がとても安く、移動するときは基本2元でどこでも行くことができました。切符がコインだったのが面白かったです。
私が中国で出会った人たちは、みんな優しく親切でした。南京は結構過ごしやすい町だったと思います。トイレ以外はとても便利な生活しやすい国だったように感じました。

【地下鉄の切符】

3)中国で得た経験を将来どのように活かすか
中国から帰ってきて、すぐに中国語の勉強を始めました。南京理工大学の学生と仲良くなり、皆が日本語を勉強しているので私は中国語を話せるようになりたいと思いました。次に会うときには、少しでも会話ができるようになっていたいです。
また、中国の学生はもっと学びを深めるために大学院に進学する予定だと言っていました。私はすぐに就職する予定でしたが、大学院進学について少し考えてみようと思いました。

【玄武湖】

H29年度STEPプログラム(ハワイ)報告書

3月 12th, 2018

皆さん、こんにちは。
本日も前回に引き続き、H29年度より始動した
学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加した学生のレポートを紹介します。
「STEPハワイ」(第1班2017年9月4日~8日、第2班2017年9月11日~15日)に参加をした中島君のレポートです。
現地学生との交流はもちろん、史跡や市庁舎巡り、そして現地の生活を体験できるホームステイなど、こちらも盛りだくさんな内容となっております。ぜひご覧ください。

【国際戦略室 2018.3.12】

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工学部 電気工学科

中島 裕太郎

 私はSTEPハワイプログラムを知った時、初めは周りの人についていけるか、現地の方に英語で伝えることが出来るかなどの不安があり、プログラムに参加するか悩んでいました。しかし、STEPプログラムを終えてみて、参加して本当に良かったと思うことが出来ました。

 ハワイ出発当日は、まず福岡国際空港に集合し、韓国で乗り継ぎをしてハワイ、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港に到着する流れでした。私は今まで国外での乗り継ぎをしたことが無かったので不安な点の一つでしたが、事前研修で説明を受けていたのでスムーズに移動することが出来ました。ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着後は、入国審査がありました。事前研修の際に、「アメリカは他の国に比べて、入国審査が厳しいから練習をしておいたほうがいい」という事を聞いていたので、韓国からハワイに向かう機内で最後の確認をしていました。しかし、実際の入国審査では、入国審査官が日本語で話し、練習した受け答えを実際に使うことが出来ませんでした。無事に入国審査を通った事で安心したと同時に英語でのやり取りが出来なかったことへの残念さがありました。入国後は、専用の車に乗り全員で昼食を食べに来ました。その後、中心地周辺を案内してもらいました。ハワイは16歳で車の免許を取得することが出来、大学や学校には車で行く生徒がいるという事を聞いて、小さなことですが、日本との違いを感じました。ホノルル市内見学では他に、ダイアモンドヘッドや国立太平洋記念墓地、マジックアイランド等を案内してもらいました。アメリカのお墓は日本の墓とは違い、地面に埋める形でした。マジックアイランドでは、日本でいう勤労感謝の日という事もありバーベキューをしている家族を多く見ることが出来ました。その後、3日目に泊まる事になっていたAmbassador Hotelでホストファミリーと合流をしました。ホストファミリーの家に向かう途中にはワインで有名なマラサダを食べに行きました。ドーナツの生地のようなものに、パイナップルやココナッツ等のクリームが入っていてとても美味しかったです。ホームステイ先の初日の食事は、ホームステイ先のお母さんの創作料理を頂きました。クレープの生地に肉とチーズ等を巻いて食べました。食事の後日本では見たことのない、アメリカンサイズのスイカを頂きました。その後、ホームステイ先の方に、実際に着物に使う生地で作ってある、小さいサイズの着物とまり、そして、日本食のお土産を渡しました。どれも喜んでもらったので良かったです。

 2日目はホームステイ先で朝食を食べて、Ambassador Hotelに集合しました。その後、Lea Lea ラウンジに行き、HISの現地支店の方に外国で働く事について話をしていただきました。今までは日本で働く事だけを想像していましたが、今回の話を聞いて、日本で人の為になるのではなく、国外で日本人や他国の方の為になるという働き方があるなど、海外で働く事のついて考える機会になったので良かったです。その後全員で昼食を食べ、グループに別れて自主活動を行いました。自主活動では、ワイキキトロリーバスを使いホノルル、ワイキキ周辺を事前に計画していた内容で行動しました。自主活動では、ハワイの街並みを見ていきましたが、建物に入る時に後ろの人が入るまで、扉を持ってあげる等事前に調べていたマナーに実際に触れることが出来たので良かったです。自主活動後は、Ambassador Hotelに集合し、ホームステイ先に向かいました。2日目の夕食は、チーズパスタにトマトソースをかけて食べました。ここでまた、アメリカと日本のサイズの違いを感じました。食事後は一日目に食べきれていなかったスイカの半分を食べました。

3日目は、ホームステイ先で朝食を食べて、トロリー出発地に集合しました。そして、トロリー出発地で現地学生と合流をして、課題になっている場所を見て回りました。ワイキキは元々タロイモの水田や沼地が多く不衛生な場所と言われていた事や、沼地を埋め立てた後、オーストラリアから砂を輸入して人工的にビーチを作ったという歴史を知ることが出来たので良かったです。また、ハワイにある出雲大社は、鳥居や手水舎があり、日本の雰囲気がありましたが、狛犬にはハワイらしいレイがかけられていて日本とハワイの雰囲気が混じっている神社でした。現地学生との交流ではハワイの歴史を学ぶだけでなく、現地の学生とコミュニケーションをとることが出来たので良かったです。初めは、全く相手が話している内容を聴きとることが出来ませんでしたが、徐々に慣れていき、簡単な単語や短い内容でしたが会話することが出来ました。交流が終わった後は、二日目と同様にグループに別れて自主活動をしました。自主活動後は、全員で夕食を食べました。

4日目は5人ほどで早起きをして近くのビーチに朝日を見に行きました。ビーチからはダイアモンドヘッドが見えて、日本で見る朝日とはまた違う景色でした。その後、朝食を食べてホテルの前に集合し専用の車で空港に向かいました。帰りは行きと同じように、韓国で乗り継いで福岡国際空港に着く流れでした。

今回STEPハワイプログラムに参加して、現地では分からないことがあれば自分から英語で聞くしかない状況を経験して、積極的にコミュニケーションを取るようになり、行動力も付いたと思います。このSTEPプログラムで経験したことを生かして、これからの学生生活を充実させていきたいです。

 

 

H29年度STEPプログラム(シンガポール)報告書

3月 8th, 2018

皆さん、こんにちは。
本日は前回に引き続き、H29年度より始動した
学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加した学生のレポートをご紹介します。
現地学生との交流や、日本では経験できない陸路での国境越え等、盛りだくさんの内容となった「STEPシンガポール」(2017年9月11日~15日)に参加をした酒井君、長濱君のレポートです。ぜひご一読ください。

【国際戦略室 2018.3.8】

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工学部 知能機械工学科

酒井 拓海

今回、この夏季休暇中に参加させていただいたSTEP研修でいろんな体験と経験をした。なぜ、このSTEP研修を参加しようと思ったのは、中学生の頃から英語が苦手で、今のままじゃダメだと思い、実際に違う国に行ってさまざまな体験をしたら、もっと英語に対する気持ちが変わるのではないかと思ったからである。

初日は、飛行機でシンガポールへ行き、入国審査などが終わった後、現地のガイドの方と合流し、専用車で泊まるホテルへ移動した。そのホテルへ行くまで、専用車からみえるシンガポールの風景をみると、日本ではみることのないことがあった。例えば、歩行者用信号機のところに赤信号に変わるカウントダウンが表示されていたり、当然ながら案内標識などが英語で表記されていたり、街中にゴミ箱がたくさん置かれていたりなどされていた。この光景を実際にみると、シンガポール政府がきれいな環境を継続させるために徹底していることがわかった。ホテルへ着き、荷物など泊まる部屋に置いた後に夕食をとった。

二日目では、ホテルでシンガポール国立大学の学生と合流し、国立大学へ移動した。敷地はとても広く、学食でもいろんな国の料理が食べられるようになってて、さすが名門校だなと思った。昼食をとった後、グループに分かれ市内研修をした。シンガポールで有名なマーライオンやマリーナベイ・サンズなどの観光地にもいった。偶然、日本にもあるマクドナルドがあったので、シンガポールでつくられるマックフライポテトを食べてみたいと思い、平川君とポテトを注文すると、店員さんが少し険しい顔になって、「フライス?」と問いかけられ、私たちはよくわからなかったので、そのまま「イエス」と答え、商品の入った袋をもらい、あけるとマックフライポテトが入っており、そこでシンガポールでは、マックフライポテトのことを「フライス」ということがわかった。そして無事に市内研修を終えて、シンガポール国立大学の学生にとてもお世話になり、私がカタコトに英語を話しても優しく接してくれたり、楽しく市内研修が出来たのでよかった。

三日目では、マレーシアまで専用車で移動し、シナラン村を訪問した。そこで、村の歓迎式をしてくださり、シナラン村の人の挨拶とヤギの皮などでつくられた太鼓で儀式が行われ、福岡工業大学の生徒代表としてその儀式に参加させていただき、少しだけ緊張していて村の人に合わせて太鼓をたたくのに大変だったが、最後いい感じで締めることが出来たのでよかった。その後、民族衣装を着て、チョンカゲームという長い木に14個の小さな穴と2つの大きな穴があるものと、ビー玉を用いるゲームで、ルールを説明されると少し難しく感じ、実際にやってみると簡単だったが、いい戦略が浮かばず、1勝1敗という結果で終わったが楽しくできた。ゲームが終わった後、昼食のチキンカレーを食べた。シナラン村では手で食べる習慣があるらしく、左手でチキンカレーや野菜などをスプーンでとって、白米のあるお皿にうつしてから右手で食べるという手順で、慣れてなく食べづらかったが、何とか食べれるようになった。昼食をとったあと、マレー文化村とモスクの見学をし、マレーシアのことについていろいろ知ることが出来た。そして、専用車でシンガポールに戻って、夕食のスチームボートというあっさりとした味のする鍋を食べた。具材は肉や野菜、エビやかにかまなど、いろんな具材が入っておりとても美味しかった。

四日目では、シンガポールにある水政策教育施設の見学と、ボリウッドベジーズという農園に行った。そこでシンガポールの環境のことについて聞いたり、カカオやパパイヤの木など果実のなる木や、ハイビスカスなどの植物などもたくさんみれたのでよかった。その後に夕食をとった。夕食は寿司や肉などたくさん種類のあるバイキングであり、美味しかった。夕食を食べ終えると、専用車でチャンギ空港まで行き、着くとチェックインをして、搭乗まで待っていると、シンガポール国立大学の学生の一人が見送りに来てくれていて、とても親切だなと思った。そして、搭乗の時間が来るとその学生と別れをいい、飛行機に乗った。翌日の朝に、無事に日本に帰ってくることができ、4泊5日の研修が終わった。

この研修を終えて、研修に行く前に思っていた英語に対する気持ちが確かに少しだけ面白いなと感じた。英文など、全然わからないこともあったが、自分の知っている限りの単語をうまく合わせれば通じることもわかったし、もし道に迷ったりしても自信をもって人に聞いたりするもんだなと思った。シンガポールやマレーシアの方たちとたくさん出会えて本当にいい経験だった。

 

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工学部 知能機械工学科

長濱 光紀

シンガポール空港についてみると、もうここは日本じゃないのだなとおもえた。空港の中の装飾などは日本の空港と大きな違いはないが、掲示板や壁の広告には日本語なんてなく、英語か中国語だった。到着ゲートから貨物受取所までもかなり距離がありシンガポール空港が大きな空港であることを初日から体感した。広いゆえに屋内タクシーのようなものがお客さんと荷物を載せて走り回っていた。

入国審査では入るまで緊張や不安がいっぱいあったが、名前の確認しかほとんどされず杞憂に終わった。審査官がパスポートを返す時にさわやかな笑顔で“Thank you”と言ってくれてほっとした。日本でアルバイトをしていて「ありがとう」といわれるとうれしかったが、海外でもこういうところは万国共通なのだと思った。

シンガポールの街は車線の多い広い道路と高層ビル群のかなり近代的な都市で、ほかの東南アジアと比べて自動車が多いと感じた。あまり渋滞はしておらず、ガイドさん曰く車で道路を走るには国の許可がいるらしくその料金はとても高い(数十万円)からだという。そのため自転車や電動スクーター、セグウェイなどで街中を移動するすがたがみられた。また、シンガポールは地震がないため高層ビルはもちろん地下鉄もかなり発展しておりホームは日本に比べてより深い場所にあるように感じた。ホームまでのエスカレーターが長いのである。ホームと線路はしっかり区切られており、ホームも幅を広く作ってあるのでとても広かった。路線図はシンプルに作られており、路線ごとに色分けされているため英語でも大変見やすく、東京の路線図のほうが分かりにくいとグループでは好評だった。

先進国なためスーツ姿が多いが、気候は乾季とはいえ熱帯なので外は蒸し暑く日光も強いのでサングラス必須だった。もちろん水分補給も必要なのでコンビニに買いに行くとなんとペットボトルは基本S$2.5(2.5シンガポールドル)なのだ。のちにウォータープラント(浄水施設)にいって知ったが、シンガポールでは真水が取れないためほとんど輸入で賄ってるそうだ。つまり水一つとっても輸入製品である。レストランでも水をフリーで出す店はなく、お茶かレモン水だ。東南アジアの国で水分補給するならぶっちゃけただの飲み物よりフルーツそのものかフレッシュジュースのほうがおいしいしいくらかお得だと思った。食べ物は中華が多く米はタイ米だった。研修前はタイ米はパさパさしておいしくないなど悪い噂を聞いていたが食べてみるとそれほどパサつきはなく日本米のもっちり感がないだけだと思った。研修終盤は日本米が恋しくなる人が続出していたが、私はタイ米で十分満足していた。

海外でしか見られないものもあった。シンガポールにはたくさんのコンビニがあるのだがコンビニの店員はたいてい1~2人程度だった。そしてある時コンビニに行くと電気が消えて鍵のかかったドアに張り紙がされていた。“トイレブレイク”と。つまりトイレに行くために店を閉めたのだ。シンガポールのコンビニは、売り物は飲み物とスナック菓子、菓子パンくらいで日本のコンビニに比べはるかにバリエーションが少ない。プリンもないのだ。だが私は悪いことだとは思わなかった。日本はホットコーナーや豊富なバリエーションをそろえているが、それと同時に大量の廃棄商品もあるのだ。過剰なサービス(供給)は無駄であり。きれいな国を目指すシンガポールには見習わずに今のままで頑張ってほしいとおもった。

マレーシアでの一日はシンガポールとは全く違うものでとても楽しかった。より深い民族体験をすることができた。イスラム教の文化を中心としており素手でご飯を食べるなど、日本に住んでいたらまず経験することはないような経験をすることができた。ホストファミリーはとてもあたたかく歓迎してくれた。

ホームステイ先の家では猫を飼っており猫好きの私はとてもうれしかった。

植民地時代のあるマレーシアではイギリスなどの文化の影響も受けており、ティータイムを大事にするそうだ。お茶と手作りのお菓子をいただいたがとてもおいしかった。

海外では犯罪やスリなど心配事が多いが今回の研修中は安全に終了することができた。外国人だから怖いと思うのは大きな間違いでむしろ日本より気さくでいい人ばかりだと思った。そして海外における最大の不安要素である言語の壁は、実際はとても小さな壁だと私は思った。コミュニケーションは自分が言おうとする気持ちと聞き取ろうとする気持ちとジェスチャーで大体なんとかなる。一番困るのは言いたいことをどうにか表現する努力をあきらめることだ。日常会話をしようとすると途端にレベルが上がるが、旅行などならもっと気軽に行けるものなのだと知った。この研修をきっかけにもっと海外に出て現地の生活や文化を学びたいと強く思った。それと同時に英語を中心に外国語をマスターしてコミュニケーションをできるようになりたい。

 

H29年度STEPプログラム(中国)報告書

3月 6th, 2018

皆さん、こんにちは。
寒さも和らぎ、徐々に春の訪れを感じる季節となりましたね。

本日はH29年度より始動した、学部・短大1年生対象プログラム「STEP」に参加した学生のレポートをご紹介します。
このプログラムは現地学生と交流を図ることで、異文化との気づきを体験できる新規体験型プログラムです。
夏は【中国、シンガポール、ハワイ】、春は【台湾、フィリピン】に派遣しましたが、
まずは、協定校の南京理工大学を訪問し、現地学生との交流を深めることのできた
「STEP中国」(2017年9月3日~11日)に参加した伊崎君のレポートです。

留学を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【国際戦略室 2018.3.6】

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工学部 電気工学科

伊崎 明雄

9/3~9/11の9日間、中国(上海・南京)で現地大学への訪問、研修、観光に行ってきました。
9月3日、この日は移動日で、まず上海へ向かいました。上海のガイドさんと合流し、上海駅へと移動しました。19:00発の高速鉄道の時間に余裕があったので、駅の待合室で夕食をとり、列車の時間まで駅内を軽く散策をしました。そして、南京へ移動し、南京のガイドさんと合流、バスで南京理工大学へ向かいました。大学に到着し、そこで現地の学生と初対面をしました。
9月4日、午前中は、現地学生とキャンパス内の散策。お昼は、学内のホテルで中華料理をご馳走していただきました。午後からは、英語で中国文化の講義、そして4年生の現地学生の方に南京の中心地の新街口に連れていっていただきました。
9月5日、午前中は、太極拳体験を行いました。午後は、昨日と同様に英語での講義がありました。放課後は、キャンパス内にある図書館に連れて行っていただきました。
9月6日、午前中は中国の書道を体験しました。午後は、最後の講義でした。放課後は老門東に行ってきました。
9月7日、午前中は、現地学生と与えられたテーマで日本と中国の違いについて討論を行いました。午後は、2つの班に分かれてそれぞれテーマを選び、明日の準備を行いました。放課後は、キャンパス内の散策を行いました。
9月8日、午前中は、午後の発表のためにパワーポイントを使って作業を行いました。午後は、就活の違いについて私のグループは発表を行いました。放課後は、南京駅が見える公園に行ってきました。
9月9日、この日は一日南京市内の観光で、午前中は中山陵、午後は博物館に行ってきました。この日が全員で食べる最後の食事でした。
9月10日、この日は10:00発の列車で上海への移動でした。現地学生とはこの日が最後でした。午後はガイドと合流し、豫園と外灘への観光でした。
9月11日、中国での研修最終日で、午前中は南京路でお土産などの購入の時間でした。

そして午後は飛行機に乗り、帰国してすべての日程が終了しました。

今回の研修は、正直なところ行く直前まで全く楽しみという感情がありませんでした。
このメンバーと馴染める気が全くしなかったからです。元々初対面の人とのコミュニケーションがあまり得意ではなく、波長が合わない人とはあまり関わりたくない人間だったので自分から話しかけることはあまりなかったと思います。
ですが、関わっていくうちに、騒ぐときは騒いで、やることはしっかりするといったメリハリがしっかりしているのだとわかりました。最終的にはこのメンバーでよかったと思えました。自分自身も変わらなければいけないということにも気づかされました。
そして、中国には何度か行ったことがあるのですが、南京に行くのは初めてで、大学に行くのも初めてでした。スケールの違いにとても驚かされました。
現地学生との交流でしていくなかで、思っていたより日本語を話せないことが分かりました。私は家庭の事情で、少しだけ中国語を話すことができたので、現地学生と中国語で話す機会が多かったです。
そこで多くの発見がありました。私が使っていた中国語に東北弁が混ざっていたり、自分がどれぐらいのレベルの中国語を話せるのかも分かりました。そして、今まで中国語を話すのを拒んでいたことにとても後悔しています。
なので、これから中国語を勉強するか悩んでいたのですが、今回の研修で決心できました。私は中国語検定1級取得を目指して、今大学で学んでいることを優先しつつ、並行してこつこつ勉強していこうと思います。

このように、今回の研修で大きく成長できたと思います。リーダーという立場をまかされたこともとてもいい経験になりました。
この経験は人生においてとても大きいものだったと思います。これからの生活もこの経験を活かせていけたらと思います。

そして、これまでサポートしていただいた方々に感謝します。

STEPプログラム 参加申込みスタート!

4月 17th, 2017

本年度よりH.I.S.とコラボレーションして始動しました

学部・短大1年生向け短期留学「STEPプログラム」

先週開催されました説明会には大勢の新入生に

お越しいただきありがとうございました。

具体的な説明を聞き、参加意欲が高まったことと期待いたします。

参加申込みも併せてスタートしました。

大学生活は自分を成長させるチャンスです。

皆さんのお申し込みをお待ちしております。

各国プログラムスケジュール及び参加申込みのページ

参加申込み期間:4月10日(月)~5月19日(金)

説明会が聞けなかった皆さんも、α棟2階の国際戦略室でも説明可能ですので、

今からでもぜひ新しい挑戦をご検討ください。

【国際戦略室 2017.4.17】