キングモンクット工科大学産業教育学部日本語学科の研修修了について

今年度に入り第2陣となるタイ人留学生の研修も5月31日に無事に修了を迎え、学生は6月1日に帰国の途につきました。送別会で予定をしてきたプレゼンテーションやタイ舞踊の発表会は事情があって急遽キャンセルとなってしまいましたが、送別会にはタイ人留学生と様々な交流があったFITの日本人学生(国際交流サポーター)や、日本文化体験でお世話になった弓道部の皆さん、そして学生課の皆さんがお越しくださり、和やかな会を持つことができました。今回の研修は、日本語講義、市内視察、企業訪問、専門講義、モノづくりアクティビティー、インターンシップなど盛り沢山のプログラムでしたが、ほとんどの学生にとって初めての日本留学であったとのことで、皆さん一日一日を大切にエンジョイしている様子がとても印象的でした。

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今年の日本研修では、学生交流会以外の場面においても本学国際交流サポーターを始め、多くの日本人学生が積極的に留学生支援に当たってくれました。自分自身が一歩踏み出してオープンになることで、留学生との交流が生まれ、文化の違いや言葉の壁をなど関係なく、温かい思いやりを持ってコミュニケーションを行うことで多くの学びがあり、ネットワークが拡大していくことを体験した日本人学生の皆さんはとても自信に満ちていて成長したように思います。そしてこのような体験で得たスキルがきっと将来就職活動の面接の場面でキラリと輝く何かに繋がっていくと思いますので、引き続き留学生支援に参加していただけたらと思います。

本研修の実施にあたっては、多くの日本語講義を担当してくださった原田先生、専門講義を行ってくださった松尾先生、木野先生、野上先生、モノづりアクティビティーでご指導いただいたモノづくりセンターの皆さん、サークルの見学でお世話になった合気道、吹奏楽、弓道の部員の皆さん、いつも柔軟にご対応くださるロイヤルの加来マネージャー、歓送迎の場面で毎回ご尽力いただく学生課の方々、そしてインターンシップで温かく留学生を迎えてくださった企業の方々のお陰で実り豊かな研修を無事に修了することができました。有難うございました。

また、突発的なアクシデントに毎回臨機応変にご対応くださった女子寮(コスモス寮)の外山寮監には、折に触れ何度も助けていただきました。心より感謝申し上げます。海外留学生を受け入れる際に寮での生活は要となるものです。本学にはこのような素晴らしいサポーターである寮監がいらっしゃることは大変心強いものです。

最後に、現在研修生の2名のタイ人留学生がまだ日本に滞在していますが、多くの方々のご支援とお励ましの下、来週中には帰国ができる運びとなっています。留学生に温かい励ましをくださった皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

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