H29年度 インターナショナルサマーキャンプin韓国 報告書

皆さん、こんにちは。
本日は、本学協定校である慶星大学主催のインターナショナルサマーキャンプ(2017年8月4日~8月19日)に参加した東さんのレポートを紹介します。
慶星大学が各国に提携している協定校から参加者を募り、多国籍な環境の中、英語を使い韓国の文化・社会を体験できるとても充実したプログラムです。
興味のある方は、ぜひご覧ください。

【国際戦略室 2018.3.19】

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工学部 生命環境科学科

東 梨香

8月4日から19日の16日のInternational Summer Campに参加した。研修先は、福工大と協定校である慶星大学である。

釜山までは、フェリーで行き3時間ほどで現地に着いた。釜山の港に着き、手続きを終えて入国すると慶星大学の生徒が出迎えてくれた。そのあと港からタクシーで大学へ向かった。大学に着くと寮に案内され荷物を置き、学食を食べた。研修中の昼食の学食は、学校から食券をもらった。昼食を終えると、途中参加である自分たちの自己紹介をすることになった。そこには、スペイン、トルコ、カザフスタン、インドネシア、マレーシア、日本の6か国の参加者と9人の慶星大学のサポーターがいた。みんなは私たちを温かく迎えてくれた。だが、今回のサポーターは一人一人につくわけではなかった。そして、日本語ができるサポーターおらず英語と韓国語しかできないので苦戦した。

私たちは4日の午後からの参加となった。バスで移動をして、APEC Houseに行き歩いて海雲台ビーチを観光し、ビーチの近くにある水族館に行った。それから、バスで学校に戻り、ユンミン先生とオリエンテーションを行った。そこでは、韓国語のクラス分けや研修のスケジュールを配られた。オリエンテーションを終えると慶星大学の校内を案内してもらった。校内にサッカースタジアムがあり、とても広かった。夜には、研修でお世話になる先生たちと夕食に行った。先生たちは日本語できる方で安心した。初日は、英語で会話しなければならないということで不安でいっぱいだった。

5日は土曜日だったので、授業はなかった。福工大に留学として来ていた韓国の友人と買い物をしたり、一緒に食事をしたりした。また、学校の周りについて全く知らなかったのでおいしいレストランなどいろいろ教えてもらった。とても頼りになり心強かった。

6日も休日だったので、サポーターと同志社大学のメンバーと福工大のメンバーで遊んだ。カフェや買い物、脱出ゲームをしたり一緒に食事をしたりととても楽しかった。サポーターが親切に接してくれたのでよかった。少し不安がなくなった。

7日から本格的に研修の参加となった。午前中は韓国語の授業があり、午後は韓服と韓国伝統の太鼓の体験があった。韓国の授業では、まず途中参加である自分たちの自己紹介から始まった。私のクラスは生徒が13人程度で、二つあるクラスの少し上級のクラスであった。履修で韓国語勉強している子や私と一緒で独学で韓国語を勉強している子もいた。授業内容は数字に関する授業であった。私は韓国語の勉強をしていたので、とても楽しかった。韓国語の先生もとても優しく気さくな方だった。クラスのみんなも明るく迎えてくれた。そして、日本に興味を持ってくれている人が多くて嬉しかった。クラスの人数が少なかったのでみんなと仲良くなるのも早く、昼食も一緒に食べた。午後のプログラムはバスで移動して行った。二班に分かれて、韓服と太鼓の班に分かれた。私は、最初に太鼓を行った。太鼓の体験の時に周りの参加者が先生の話を聞かず叩いたりしており、他の国の参加者は自由だなと思った。また、太鼓の練習の時も周りと合わせようという気持ちがあまりなかったので少しカルチャーショックを受けた。韓服の体験では、積極的に話しかけ多くの人と一緒に写真を撮った。そして、学校に帰ると共通の趣味で仲良くなったインドネシア人とサポーターでチキンを食べに行った。初めてできた友達だったのでとても嬉しかった。お互いに韓国が好きで好きなK-POPも一緒ですぐに仲良くなれた。

8日は、韓国語の授業があり、午後からヨングンサというお寺に行き、そのあとクルージングがあった。韓国の授業では、午後から行くヨングンサについての授業であった。そして、授業の休憩には日本から持ってきたお土産をクラスのみんなに配った。みんな喜んでくれて、さらに仲良くなった気がした。そして、実際にヨングンサに行くと海の近くにあってすごくきれいなところだった。次のクルージングでは、広安里の橋が見えたりカモメに餌をあげたりと初めての体験だったのでとても楽しかった。夜には、韓国の友人とごはん食べに行き、友人が後輩の子を連れて来たので新しい友達ができた。半年ぶりに再会できてよかった。

9日は、韓国語の授業があり午後からテコンドーがあった。韓国の授業では買い物のときに使う韓国語を学んだ。テコンドーではまず高校生の演技を見た。様々な技をしてとてもかっこよかった。そのあと、3人組をつくり高校生からテコンドーを学んだ。基本的なパンチやキックを教わった。テコンドーが終わり、みんなと一緒に写真を撮った。そして、高校生の中にテコンドーの大会で福岡に来ていた人がいて思わず韓国語で話しかけてしまった。すると、「韓国語できるんですね。上手ですね。」と言われてとても嬉しかった。

10日は、韓国語の授業があり午後から釜山港に行き、そのあとクルージングがあった。釜山港では、釜山の貿易について学んだ。世界中の国と貿易しておりびっくりした。クルージングでは海から釜山港を見た。コンテナがたくさんあり貿易が盛んなことがわかった。夜はインドネシアの友人に誘われてスペイン人の参加者と遊んだ。スペイン人はとても自由で私たちをよく笑わせてくれた。とても愉快な人たちだった。

11日は、韓国語の授業があり午後からガヤテーマパークに行った。ガヤテーマパークでは、韓国の昔の建物を見学たり、ミュージカルを見た。夜は、福工大メンバーで夜ごはんを食べた。韓国語の授業で習った注文仕方を実践した。

12日は、休日だったので韓国の友人と釜山の観光を行った。釜山で有名な食べ物を教えてもらった。久しぶりに会ったのでとても嬉しくて楽しかった。

13日は、自分たちで釜山の観光をした。知っている韓国語で店員と会話をしたり、物価が日本より安いので多くの買い物をした。

14日は、韓国語の授業があり午後からサムスンの車工場に行きその後、釜山タワーに登った。韓国語の授業では、自分たちの住んでいるところについて韓国語で発表する授業であった。そして、折り紙で韓服を作った。その後、クラスのみんなでピザを食べた。サムスンの車工場では、実際に工場の中を見学した。サムスンが車も作っていることを始めて知った。釜山タワーでは、展望台に登り釜山の風景を眺めた。天気が曇りだったのが残念であった。

15日は、韓国の独立記念日だったので休日だった。この日はいろんな国の友人と遊んだ。

16日は、最後の韓国語の授業があり午後から料理教室でキンパとプルコギを作った。韓国語の授業では、韓国語の映画を見た。午後の料理教室は韓国料理であるキンパとプルコギを作った。キンパは作るのが難しかった。プルコギは比較的簡単でうまくできた。夜には、福工大の留学生だったソルビちゃんと会った。学校の近くのカフェに行ったりしてとても楽しかった。

17日は、ウォーターパークとキョンジュワールドのどちらかが選べて私はキョンジュワールドに行った。キョンジュワールドは遊園地で日本にはないようなアトラクションにも乗れたのでとても楽しかった。

18日は、プログラムの最終日であった。参加者にむけてメッセージを書いた。その後みんなで昼食を食べ、クロスセレモニーが行われた。私たちはオープニングセレモニーで着るはずだった浴衣を着て参加した。浴衣着て行くと、みんな写真と撮りに集まってきてくれて最後にたくさんの人と触れ合えたのでよかった。

最後にこのプログラムを通して学んだことは、韓国の文化や生活、釜山の観光地について学んだ。また、このプログラムでは多くの国が参加するのでその国でのスタイルがありカルチャーギャップが多かった。そのため改めて日本のスタイルはいいものだなと実感できた。そして、自分の英語力のなさもわかった。もともと苦手だったが、どうにか伝えようと頑張った。私は韓国語を勉強していたので少しはサポーターとも会話ができた。参加者とあまり会話ができなかったので、もっと英語を頑張りたいと思った。英語も大事だが、それ以上に私は韓国語をもっと勉強したいと思った。韓国の友人と日本語ではなく韓国語で会話したいと思った。日本語ができる友人を見てもっと頑張らなくてはいけないと感じた。このプログラムで多くの刺激を受けた。いい経験ができてほんとによかった。

また、このプログラムで改善してほしいことはもっとサポーターを増やしてほしいこととできれば日本語ができるサポーターがいたらよかったと思う。そして、国や学校ごとにグループを作り、そのグループごとに情報を伝達してくれるサポーターがいたらスムーズにいっただろうなと思った。他に、部屋に干す場所がないのでどこか干せるスペースが欲しかった。

今後に向けて伝えたいことは、部屋のトラブルがあったら寮監さんに直接言わないといけないが韓国語しかできないので、スマホの翻訳機を使って伝えなければならない。もしできるのなら、韓国に行く前に韓国の留学生と仲良くなっておくとトラブルがあっても助けてくれる。実際に私たちがそんな状態になったため。また、私みたいに英語が苦手な人はとにかく笑顔で単語でもあいさつでもいいから積極的に話かけること。そして、リアクションも忘れないこと。わからないことがあった場合のためになるべく早くサポーターの連絡先を教えてもらうこと。日本のお土産を持っていくとみんなに喜ばれたので、持っていくといいと思った。このプログラムではみんなに明るく接していれば、すぐになじめるので心配はいりません。授業終わりの誘いにはなるべく行くようにするとさらに仲良くなるので、とにかく積極的というのが大事と感じた。

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