2008年海外英語研修レポート①

 本学の姉妹校であるカリフォルニア州立大学イーストベイ校の大学内併設英語教育機関であるALP(American Language Program)で実施された研修に参加をした学生のレポートです。椋木君は、本学の海外英語研修に2度参加し、楽しみながら英語力を高める努力をしてきました。その経験から、今年4月に本学の姉妹校からタイの留学生32名を受け入れ研修を行った際、英語でコミュニケーションをしながら、留学生支援をしてくれました。留学生との交流を通して更にネットワークを広げた椋木君は、自分自身の中でまた新天地に世界を広げたようです。 

[国際交流支援室]

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海外英語研修レポート

2008年10月3日

 電子情報工学科 

椋木 英貴

私は今回のカリフォルニア研修で英語に慣れ浸しむ事が出来ました。また、“文化の違い”を学ぶことができました。今回は私にとって2度目のカリフォルニア研修で、リピータとして参加しました。2度目の参加を決意した理由は、前回の研修が終わったとき「英語をもっと話せるようになりたい」と思ったからでした。今でも英語を話せるようになりたいという思いは変わりませんが、今回の研修の中でいつの間にか英語に対する心構えが変わっていることに気付きました。

 第一回目の研修終了後は、「英語を話せることはすごい。英語を話せるのはカッコいい。英語はすごく難しい。」というように、英語とは私にとっては特別なものに感じていました。しかし、今回の研修を終えた今では、英語は日本語と同じ言葉というように感じられ、英語を話せるのは普通のことであって話せない事が普通ではないように感じられるようになりました。これは自分にとってとても大きな心の変化だと思います。私は、今回の研修で英語に慣れたからこそそう思えるようになったのだと思っています。

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今回の研修中、私は沢山のカルチャーショックを受け、文化の違いというものを改めて実感しました。アメリカでは日本と違う所がたくさんありました。例えば、日本よりも気軽にあいさつが出来たり、日本のように時間にそこまで厳しくなかったり、飲み物や食べ物のサイズが大きかったり、洋服のサイズだって様々です。日本では見られない植物も沢山ありました。

日本では行きかう知らない人に挨拶しにくいように感じます。しかし、アメリカでは普通に「Hi」と言えば眼と眼があってコミュニケーションが出来ます。スーパーでお土産のチョコレートを沢山買っていたら「チョコレート工場ができそうだね。」なんて楽しい言葉をかけてくれました。休みの日にバスでHaywardの駅に行く時のことでした。バスがなかなか来てくれません。結局バスは10分遅れで到着しました。次にバスに乗った時は10分早く到着しました。しかも、次の停車駅でバスの運転手はバスから降りて新聞を読み始めたのです。現地の人はバスの到着時刻の20分前にはバス停に行くそうです。

アメリカのファーストフードは量がすごく量が多く、ドリンクのSサイズにしても日本のドリンクよりも凄く大きなものでした。とても食べ切れる量では無かったので余ったものは捨てる毎日でした。スチロール成のお皿、プラスティック成のスプーン、フォーク、ナイフは、残食を捨てる際に一緒に捨てるようになっていました。毎日のようにスプーンやフォーク、余った食べ物を捨てるのは勿体ない気がしました。

 

服のサイズも様々でした。日本では洋服はMサイズを着るのですがアメリカではSよりも小さいXSサイズが丁度よくなってしまいます。アメリカンサイズです。そうかと思うと、あるメーカーの服はMサイズで小さいものもありました。メーカーによってもサイズが違っているようでした。

 

アメリカではチップを払うのは当たり前です。道端で芸をする人たちと一緒に写真を撮ってもらったらお金を払うのは当たり前です。お金を払わなければ芸人は怒りだしてしまいます。タクシーも同様に、タクシー代とは別にお金を払わなければなりません。最初はチップを払うのは損をしているような感じで、なんだか騙されているような気がしてなりませんでした。しかし、アメリカでは感謝の気持ちをチップと言う形で払うのが当たり前なのです。

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このように、日本とアメリカでは様々な文化の違いがありました。沢山の食べ物を捨てるのは勿体ないと思いますが、沢山食べる人もいれば余り食べない人もいる。食べない人は要らない分は捨てればよい。体の大きな人もいれば小さな人もいる。アメリカには様々な国の人が暮らしていました。アメリカの文化は様々な国の人達が集まって形成された文化なのだろうと思いました。アメリカと日本の文化は同じでは無いことを理解し、その国で生活するにはその国の文化に合わせて生活しなければいけないということを学びました。

研修の2週間を過ぎるころには英語が急に聞き取れるようになります。以前の研修のときもそうでしたが、今回の研修では以前よりも英語の意味が頭に入ってきていることに気がつきました。そうなると英語を聞くのが楽しくてたまらなくなりました。

いつの日か普通に外国の人と英語で会話ができ、普通に英語の本や雑誌を読めるようになりたいと心から思います。そのためにも、せっかくカリフォルニアで慣れた英語力が落ちないよう、英語に触れる機会を増やそうと思います。
 このカリフォルニア研修で学んだこと、出来た友達、思い出は一生の宝になると思います。今回の研修を企画サポートしてくださった方々ありがとうございました。

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