2019年夏STEPプログラム【中国】 レポート②

皆さん、こんにちは。

前回に引き続き【STEP中国】に参加した学生のレポートをご紹介します。
【フィリピン・シンガポール・中国】3か国のレポートを複数回にわたってご紹介してきましたが、今回が【2019年夏STEPプログラム】レポートの最後の掲載になります。

次回のSTEPプログラムは春休みの実施です!派遣先は台湾・グアムの2コースです。
このレポートを通して、ひとりでも多くの皆さんが【STEPプログラム】へ興味を持っていただき、ステップアップを目指していただければ嬉しいです。

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工学部  電気工学科
下浜 伊織

1.中国志望の理由
 英語の勉強をしていて、「英語の必要性はなくなるのでは?」とふと思うことがある。なぜなら話した言葉を自動的に翻訳してくれるアプリがあるからである。しかし、海外で仕事をするうえで度々翻訳アプリを使うことはできないと思う。私は、英語や中国語のような世界でたくさん話されている言葉を使うような仕事をしたい。そのような理由で中国を志望した。

2.研修を通して学んだこと
 南京理工大学の寮に 7 日間と上海に 2 日間滞在して、中国語が分からないことに苦労した場面が多くあった。買い物に行った際に生活用品の場所が分からなかったため店員に生活用品の場所を聞いた。英語で質問すると、どうやら英語が通じなかったために中国語で話された。私は話されている中国語が全く分からなかった。そこで私は、身振り手振りで伝えたいことを表現してみた。すると万国共通で通じた。伝えたいことは身振り手振りで通じるが自ら知らない人に話しかけることも重要だと思った。中国に来て日本と違うところがたくさんあった。日本人は授業中の発表の時に控えめで発表したがらない人が多いと思う。また、電車の中でも乗った途端に静かになる人が多い。しかし中国での授業では発表を積極的にしたり電車の中では大きい声で話をしたりする人がたくさんだった。もし、伝えたいことがあるのならば表情と身振り手振りの表現とはっきりと話すことが大切だと思った。

 違う国の言葉を話すということは、とても難しいと思う瞬間が多々あった。小学生から勉強してきた英語で、中国の学生に話してみたときのことである。発音やアクセントの少しの違いで全く違う言葉の意味に捉えられてしまい伝えたいことが通じなかった。英語を勉強する際には、speak に重視して勉強しようと思う。
 中国で生活していて凄いと感じたことはお店や自動販売機、そして公園に入園する際にお金が必要だが、全てスマートフォンの pay で QR コードを読み取って支払うのである。自動販売機にお金を入れる場所がないところには非常に驚いた。また、トイレに行く際にはトイレットペーパーがないので普段から持ち歩くべきだと感じた。

3.中国で得た経験を将来どのように活かすか
 この研修を通して英語や中国語を勉強して日常会話ができるくらいになりたいと思った。私は、まだ大学 1 年生でこれから勉強する時間が豊富にあるので英語と中国語を勉強する。3 年生までにペラペラになれると嬉しい。将来は海外で仕事をしたい。海外で人を助けたり役に立ったりするものの研究開発の技術を身に着けたい。海外で働くうえで英語を話すことは当たり前でもう一つ外国語を話すことも重要だと思った。もし、日本や外国で困っている外国人がいたときに言葉を話すことが出来たら助けることは可能かもしれない。言葉を話せることにデメリットはなくメリットしかないので、たくさん覚えていきたい。

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工学部 知能機械工学科
平川 喬之

 私は、INTERやGATEではなくSTEPに行くことを選択しました。なぜならば、私は海外で英語を本格的に勉強するのはなく、その国の現状や経済はどんな発展を遂げているのかを知りたかったからです。今回の留学での私の目標は、中国を好きになること、中国の経済成長を肌で体感し、自己成長につなげること、そして、5人の後輩の成長を後押しすることでした。
 1つ目に、中国と聞くと大抵悪い印象や汚いイメージ、怖いなど、固定概念があると思います。実際私もそうでした。しかし、今の中国は日本よりも発展している国で、経済力もかなりある国になっており、固定概念を覆させられました。特に、8日間を南京で生活しました。南京は、日本とは切っても切れない関係性がある地方であるので、日本人に対して不利益なことをされるのではないか、脅されるのではないかと不安がありました。しかし、現地の学生はとても優しく、とても仲良くしてもらい、今までの中国に対する印象やイメージがかなり変わりました。そして、自然と中国のライフスタイルや食文化、マナーなどにも対応できるようになりました。1つ目の目標である「中国を好きになること」をできたように思えます。

 2つ目に、中国では、すべての商品を購入するときQRコードで決済でした。また、日本で言う原動機付自転車の電気自動車が走っていること、中国に訪れる観光客の多いことにとても驚きました。QRコードで決済があるのは、昔、中国は偽札が流通していたため、防止策として始まったと考えられるし、現代のほとんどの人はスマートフォンを持っていることもあり、財布を持たなくて良くなるとして始まったとも考えられる。しかし、日本は未だ、現金をほとんどの人が扱っており、いろんな会社が簡単に決済できるアプリを開発しているが、臆病な日本人にはなかなか浸透していないのが現実です。また、中国ではクレジットカードが使えるお店がとても少ないのもありQRコード決済が流通しているのではないか、逆に日本ではクレジットカードが普及しているため、クレジットカードで決済を行うので普及しないのかも知れない。これから、日本の経済成長に繋がるモノは、今あるモノをよりよくするのではなく、大きなイノベーションが求められているように感じました。
 3つ目に、今回、2人の3年生と5人の1年生というグループ構成でした。私たち3年生2人は、5人の1年生をどこまで成長できるかを考え、話し合いました。まず、海外に出ることが初めてだったので、飛行機を降りた後の心構えや、不安なことは遠慮なく話すこと、自分から積極的に南京理工大学の学生に話しかけることを初めに伝え、毎日どれほど成長したと思うか、明日はもっと話しかけるように努力できるかなど、マンツーマンでディスカッションし、この留学が価値あるものになれるようにしました。最終日には、彼らは自ら南京理工大学の学生に話しかけに行き、写真を撮っていました。また、また海外に行きたいとも話してくれて、とてもいい経験になり、自己成長できた留学に見えました。そんな彼らを見られてとても嬉しく思えました。
 最後に、この留学で感じたことは、南京理工大学の学生に負けない努力をし、半年後の就職活動で自信を持って英語ができるようになりたいと感じました。将来、英語を使った、英語を使うことがある企業に就けるよう、今まで本気で取り組まなかった英語を、これからは本気で取り組もうと思いました。そして、さらに将来、南京理工大学の学生をビジネスパートナーにし、日本と中国を結ぶような会社を作りたいと思いました。

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