■ 卒研の前段階!
Problem Based Learning,略してPBL.
これは,学生自身が「何か課題を見つけて,自分で計画を立てて,物事に取り組む」という学習方法です.
当研究室でいうところのPBLでは,卒業研究の前段階としての基礎検証やシステムプロトタイプ開発,感性情報解析がメインです.
後期の授業では,定期的にディスカッションをして,それまでの成果や今後の計画について話し合いますが,そこで出た意見を採用するか否かもみなさん次第です.要は,教員も含めて他人に何を言われても,自分自身の意思でもって「こうしたい!」というのを決め,実際に実現していきます.
このような活動を面白いと思える人は研究者に向いていると思います.
卒業研究のみならず,このような体験は今後のみなさんの人生で大きな糧になります.ぜひ,頑張られてください.
Q: 近年多いテーマは何ですか?
A: 印象分析を含めて,卒研の基礎検証となるテーマが多いです!
感性工学(2年後期選択)で学習したSD法を用いた印象分析をはじめ,卒業研究の前段階として,お化粧や美容雑誌閲覧時の視線情報を解析したり,オノマトペによる画像編集システムのプロトタイプを構築したりしました.
SD法の題材には,CDジャケットデザインや映画の宣伝ポスター(英語版/日本語版),J-POP楽曲などが用いられました.
さらに,題材を評価中の視線情報も計測し,好まれるデザインと視線の関係についても測定しました.
視線情報の解析

SD法結果の解析
卒業研究を含め,どんなテーマをやるにしても本人のそもそもの能力とモチベーションが最終的なできを左右します.
完成度が高かったり,テーマが独創的な場合は学会発表も経験できる可能性があります!!
PBLでの研究を糧に卒業研究につなげていきましょう!
PBLの成果が対外発表につながった例
【学会発表】川久保 真樹,竹之内 宏,
“??”,
第27回日本感性工学会大会,??,2025-09 (東京).
【学会発表】諌山 紫苑,竹之内 宏,
“お気に⼊り化粧の選択における視線情報の計測”,
日本感性工学会 生命ソフトウェア・感性工房・而立の会 合同シンポジウム 2022,A2-3,2022-12 (広島).
優秀発表賞!
【学会発表】服部 愛里,竹之内 宏,
“ジャケット写真の印象による購買意欲の変化”,
第23回日本感性工学会大会,1P18-23-06,2021-09 (オンライン開催).
*Bold: 本研究室の学生