2009年第6回海外英語研修学生レポート③

平成21年9月27日

 

学  科:社会環境学科

氏  名:山崎佳子

 

今回の研修に参加するにあたり、私は『自分の語学力把握することによって、自分の夢に近づくための今後の英語学習の目標を見つけること。』という目標を掲げました。アメリカへ渡る前に、私は自分でできる範囲で英語の勉強に励みました。高校時代に使っていた教材、リスニングCDを使用しました。初めて海外へ行く私は、勉強していれば海外でも対応できると思っていましたが、実際にそうではありませんでした。

 

空港で出迎えてくれたALPの先生が気さくに話しかけてくれましたが、勉強したことは全く頭に浮かびませんでした。この時、自分から話しかけることが怖くなり、その後には授業でもあまり発言はできず、ALPの先生方に話しかけられてもできるだけ早く終わらせようとしていました。パートナーの方々ともなかなか話すことはできませんでした。

土日を利用して外にでた際には、1人で買い物することができなく、リピーターの方々に付いていくばかりで、お金を支払う際に店員に話しかけられることが嫌で買い物をすることもありませんでした。これでは研修に参加した意味がないと感じたので、次の授業からはできるだけ自らALPの先生方に話しかけようと努力しました。すぐには先生方が言っていることは聞き取れませんでしたが、何度も繰り返してくれたため聞き取れるようになりました。

また伝えたいこともきちんと伝えることはできませんが、手を使いながら懸命に説明をすると先生方も理解してくれました。何事も挑戦することが大切であり、挑戦しなければ何も変わらないことに気づかされました。それに気づいてからは、パートナーや先生方々と何か話題を見つけて話すことに努めました。それの結果、買い物に行った際に1人でも買い物をすることができるようになり、店員の方とも少しだけ会話をすることもできるようになりました。店員の方との会話は私にとってとても勉強になったと思います。日本で習うような堅苦しい英語ではなく、友人と話すような気楽な英語を知ることができました。英語のみの環境にいて、人に自分の英語が通じるようになると日に日に英語を聞くこと、話すことが楽しくなるのを感じました。

日本に帰る数日前、2人の学生に「Hi」と挨拶をされました。緊張しながらも思い切って「I came from Japan. But I must go back to Japan day after tomorrow. Please take picture with me.」と下手な英語で伝えると、一生懸命に聞き取りながら「Sure!」と言ってくれ、初めて会ったにも関わらず、友好的に話してくれたことは私の中で強く印象に残っています。

 2009

アメリカでの経験から最も学んだことは、言葉だけが人とコミュニケーションを取る方法ではないということでした。この経験はこれから私が目指す目標への大きな助けとなると思います。これから私は、英語学習を継続していきながらも外国人の方々とのコミュニケーションを主にやっていきたいと思っています。また、アメリカで何人かの人が「どうもありがとう」、「さようなら」、「お誕生日おめでとう」など日本語で話しかけてくれたことがありました。英語だけで過ごしていた中で、その土地の人が日本語で話しかけてくれたことは私にとってとても心強いことでした。日本に来た外国人の方も日本で母国語を聞くことができるのは心強いではないかと考えるようになり、英語の他にも色々な外国語を簡単な挨拶だけでも勉強しなければと思うようになり、そして英語だけが必要なわけではないことに気付きました。

 

私は環境に関して外国で働ける人になりたいと思います。発展途上国で多くの人々と共に環境的・健康的開発に携わりたいです。そのためにまずこのプログラムに参加し、リスニング力を上げようと努力しました。目標の『自分の語学力把握することによって、自分の夢に近づくための今後の英語学習の目標を見つけること。』を達成できたと今は実感しています。実際に英語を話す機会がなく自分の英語力を試す方法がなかった時に比べ、アメリカに行ったことによって自分の弱い部分を理解しながらも少しだけ自信を持つことができました。今後はアメリカで見つけた弱い部分を克服していきながら新しい事を1つ1つ懸命に勉強していきたいです。

 2009

リスニング、スピーキングに関しては、まだ不安になるところがあるので自分が持っている教材を有効に使い英語力を高めていき、また英語力だけではなく、コミュニケーションの取り方や簡単な言い回しも少しずつ身につけていくために外国人の方などに自ら話しかけていきたいです。1つの言語と限らずに、色々な言語も学べるよう努力していくつもりです。このプログラムによって私は成長することができたと思います。そして、改めてこのプログラムのおかげでこれから自らの目標に向かっていく意欲を持つことができるようになりました。

   

以上

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