留学レポート【韓国 慶星大学校からの科目等履修生】

9月 16th, 2015

     韓国慶星大学からの留学生、キム ボギョンさんの留学レポートをご紹介します。1年の留学の中でたくさんの友人ができとても楽しそうに過ごしていた姿が印象的でした。今後もこのつながりが続きますよう祈っています。【国際戦略室 2015.9.16】

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慶星大学 キム ボギョン

福岡工業大学 科目等履修生

 

 去年の10月、私は福岡工業大学に来ました。後2ヶ月くらいで私が福岡に来たのも1年になります。しかし私は8月に韓国に帰ることになりました。まだまだ私は帰りたくないのに、しかももう1年が過ぎたとは信じられないです。本当に時間は早いですね。。私にとって約1年という期間の留学生活はとても楽しいでした。苦手な文章では何って書いたらいいか分からないくらい毎日が楽しすぎて、結構寂しがりな私ですが、韓国に帰りたい、家族に会いたい気持ちも実はあまりなかったです。韓国の家族には申し訳ないです!しかしそれほど私はここでの一日一日が幸せでした。日本人にとって普通に見えるかもしれない一つ一つが私にとっては新しい経験だったり、不思議なことだったり、知らなかったことだったりしたので本当に私が日本で住んでいることだけで十分楽しかったと思います。本とかドラマで見たことも自分で実際やってみたり、映像だけでみた二つに分けているトイレがあるところで私も住んでいるし、食堂に行ったら皆が割り箸を普通に使ってるし、電車に乗る時は皆が2列に並んで待っているけどそれが普通だし、何もないと思えるかもしれないこと一々が面白かったので、日本が好きな私に、ここでの生活がどんだけ楽しかったか分かれると思います。

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 1年という期間は長く見えるけど長くないし、そしたら短い期間かというとそうでもないです。長くても短いし、短くても長い期間を福岡工業大学に来て過ごせて本当に良かったと思います。最初留学することを決めた後から日本に着く前まで、色んな悩みも心配もありました。一番悩んだことはやはり私の日本語実力のせいでした。外国に行って喋れないと生活ができないので結構心配しました。しかしFITの皆さんは私の上手くない日本語をちゃんと聞いてくれたし、友達はいつも私を誘ってくれて一緒に遊んだり、イベントとか祭りに参加したりしました。そのおかげで私は前より日本語が上手になったと思います。会話を上手にするためには色々話すのが練習になったと感じました。最初、この大学に来た時韓国人が一人もいなかったのでちょっとびっくりして、心配しましたけど今考えてみたらむしろそれが良かったかもしれないと思えられます。せっかく日本に来たから日本語を使うのが何よりも大事だからです!二つ目に心配だったのは一人でこんなに長い時間を暮らしたこともないし、外泊もできなかったうちの家を出て生活することでした。日本という外国での生活、勉強だけではなく、家族と離れて長い期間を過ごすことも、寮で過ごすことも私にとってははじめての経験でした。福岡工業大学に来た後から、私が持っていた心配は全部なくなりました。その心配があったことさら忘れました。一人で生活しなければならないと思ったここでの生活は私一人じゃなかったです。一人だと思ったのは私の大間違いでした。私は色んな友達、先生、人たちに出会えたし、その皆さんは私が日本で上手く生活できるように全部手伝ってくれました。そのおかげで私は日本の生活にすぐなれるようになったし、ここでの日々をもっと楽しめました。そして日本の学校の授業を受けるということは楽しみ半、心配半でした。日本はどんな風に授業をやってるのか気になったけど、外国語で他の専攻の授業を受けるのが難しそうだったからです。しかし授業を受けながら知らなかった知識を得たり、本の文章を読みながら知らなかった文法とか、漢字もあったので勉強になりました。日本語授業を受けることとは違う一つの勉強になりました。また授業では新しい友達もいっぱい出会えました。皆はとても優しかったし、私を外国人と思わなく仲良くしてくれて、FIT-ICEとはまた違う感じでいい友達にたくさん会えましたので良かったと思います。そして福岡工業大学は留学生のための様々なイベントが準備されていました。そのイベントに参加するのもキャンパス生活を楽しめた中の一つでした。

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 皆さんのおかげで前期も無事に終わったし、後期の試験はまだ残っていますが、そろそろ後期も終わりです。自分が留学報告書を書いているから、今はすこし帰国の日が近づいて来るのが感じられます。報告書を書きながらここでの約1年間を繰り返してみると、いい思い出ばかりで本当に何も一つも忘れたくない気持ちです。私は日本に来て、福岡に来て、福岡工業大学に来て、とても良かったと思います。色々足りない私のことを手伝ってくれたし、面倒を見てもらった恩は絶対忘れないはずです。本当に色々お世話になりました。幸せな時間はあっという間ですね。。後少しで私はこの大学ではいなくなりますが、FITは私の心にずっと残っているし、私は絶対ここで過ごした時間を忘れないと思います。。ここで感じたいろんなこと、大切な思い出を忘れず、幾久しく胸に秘めたいです。福岡工業大学での時間は最高でした!後残りの期間を一生懸命過ごして帰ります! ありがとうございました。

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FINE プログラム 留学レポート

9月 16th, 2015

 みなさんこんにちは。久しぶりの更新となってしまいました。戦略室では、夏休みのプログラムが次々出国・帰国しており、皆さんの成長に感動しつつ、今後の活動を楽しみにしているところです。

 本日はFINEプログラムでの1年間の留学を終え4月に帰国しました、林君の留学レポートをご紹介します。留学をしてみたい、という方にぜひ読んでいただきたいです。

【国際戦略室 2015.9.16】

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電子情報工学科4年

林裕也

 私にとってこの留学プログラムは、人生を大きく変えるほどの影響力を持つ大変素晴らしいものとなりました。私は大学に入る以前より海外留学に行きたいという願望があり、英語研修、ACEプログラムという二つの短期留学プログラムを足掛かりとして、最終的に一年間の長期留学プログラムへの参加を決意しました。この報告書では、留学の目的、アメリカでの英語学習、インターンシップ、アメリカ人や他の留学生との交流、そして最後に皆さんへのアドバイス、以上の5つに要点をまとめて述べていこうと思います。

 

 最初に私の留学の目的なのですが、大学入学当初は「英語を話せるようになりたい」という非常に単純で、安易なものでした。しかし、2年生3年生の時に参加した短期留学プログラムを通して長期留学を真剣に考えるようになり、留学の目標もより具体的に、より深い視点で考えるようになりました。最終的に私は以下の3つの目標を柱に1年間を過ごしていこうと決めました。1つ目は、「多様な英語に触れること、そのために様々なバックグラウンドを持つ方々と交流する」というものでした。英語は、使用する人によって単語や文の構成が様々です。多くの人と触れ合うことにより、一つの言葉でも沢山の伝え方を学ぶことができます。また同時に彼らと自分の文化の違いや考え方の違いを学ぶことができます。2つ目の目的は、「インターンを通してアメリカでの商品の企画、開発がどのように行われているのか、社内環境はどのようなものなのか。日本との違いを考察し、将来の自分のための益とする」というものです。最近、IT分野において日本の企業が衰退し、AppleGoogleSAMSUNGなどの外国企業の力が非常に強くなっています。私はこの点に着目し、実際に現場の空気に触れなぜ日本の勢力が弱くなっているのかを知りたいと考えました。最後の目的は、「留学を十分に楽しむ」ということです。何事もモチベーションが大切です。なにより留学というのは勉強ばかりではありません。十分に遊ぶことも留学においては非常に大切だと私は思います。以上3つが私が留学前に作った目標です。これらは、私のアメリカでの生活を非常に有意義なものとしてくれました。

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 次に、アメリカ(CSUEB)での英語学習についてです。日本での英語学習というと、先生が一方的に話すという講義形式が一般的ですが、アメリカは違います。基本的には生徒が主体となり授業が進んでいきます。たとえば私の場合、最初の半年は毎週最低1回、プレゼンテーションをクラスで行っていました。そのほかにも、先生の代わりに生徒が生徒に授業をするというものや、ディベート大会などもありました。皆さんの経験からわかると思いますが、日本では授業中に質問をする人や意見を言うことができる人はほとんどいません。私も典型的な日本人の性格で、人前で話すのはかなり苦手でした。そのため授業を受け始めたばかりのころは日本との授業環境の違いに、かなり戸惑いました。しかし時間が経つにつれ、アメリカの授業方式にも慣れていき、今では人前で話すことに対してはほとんど抵抗を覚えなくなりました。このことは私にとって英語と同じぐらいまたはそれ以上に重要なものとなりました。このほかにも日本の授業と違う点が多くあり、英語のみならず沢山の能力を身に着けることができました。

 

 次にインターンシップについてなのですが、私は幸運なことにシリコンバレーのある企業で仕事をさせていただくことができました。インターンといっても日本のように職業体験のようなものではなく、アメリカでは正社員と同様に扱われるのが一般的です。私の専門はソフトウェアとハードウェアなのですが、私の場合も例外ではなく、勤務初日に一つの文章ファイルを渡されて、それに沿ってソフトウェアを開発してください、と言われかなり困惑したのを今でも覚えています。しかしより実践的な経験を積むことで、大変なこともありますがその分得るものも大きかったです。将来プログラマーとして働きたいと考えている私にとっては、製品開発の一端に携わることができたことを非常にうれしく思います。また、社内の環境についてなのですが、社員同士がとても仲が良くまるで友達のような雰囲気でした。ビリヤードやマッサージチェアなどの娯楽施設も揃っており、日本企業のような堅苦しい感じは一切ありませんでした。

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 アメリカ人や他の留学生との交流については本当にたくさんの方々と交流を持たせていただきました。授業のクラスメートとはもちろんですが、様々なイベントに参加することにより、より多くの人、特にネイティブの方々と出会うことができました。私はALPという機関に所属していたのですが、そこでは毎週留学生を対象としたイベントが行われていました。例を挙げると、文化交流会やスポーツ大会、日帰り旅行などです。私もそれらのイベントに参加し多くの友達を作ることができました。彼らとは現在も連絡と取っており、私にとってはかけがえのない友達です。

 友達との食事会

 

 最後に留学を考えているまたは、興味を持っている方々へ。人によって考え方は違うと思いますが、私は留学をすることはとても素晴らしいことだと思います。日本にいたころには見えなかったことが見えるようになり、帰国後には違う視点で日本を見ることができます。それは感覚的なものであり人から学ぶことはできません、自分が経験しなければわからないのです。留学を決意することは、とても勇気がいることです。しかし、その一歩を踏み出すことで新たな道を開くことができます。必ずやあなたの人生において一つの重要な経験になると思います。

 

 最後に、国際戦略室の方々、福岡工業大学並びにCSUEBの職員の方々、そして友達、家族のサポートがあってこそ私はこの一年を過ごすことができました。本当にありがとうございました。皆さんの期待に見合うような人間に今後なれるよう常に努力を続けていこうと思います。

入学式・新年度のスタート

4月 2nd, 2015

本日、美しい桜が満開に咲く本学のキャンパスでは、入学式が挙行されました。新たにご入学をされた新入生の皆さん、また、ご進級をされた皆さん、おめでとうございます。本学で学ぶ全ての体験を通し、本学で学ぶ全ての学生の皆さんが夢を叶え、豊かな人生を歩むスキルや知識、そして、活力を得ることができますように祈念しています。国際戦略室では協定校における各種多様な留学プログラムを提供していますので、一人でも多くの皆さんが、本学ならではの海外協定校のネットワークや特別支援を受け、グローバル社会をより豊かに生きていくための力を在学中に実体験から身に着けることができるように職員一同、全力でサポートを致します。留学や英語学習、留学生支援などにご興味があられる方は、お気軽に本部棟3階図書館横のオフィスまでお立ち寄りください。(2015.4.2)

 

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海外英語研修の報告書II (2014年夏)

3月 27th, 2015

匿名

私の参加目標は、英語力を身につけたいことはもちろんのこと、授業・課外授業や自由行動でも刺激を受け、自ら飛び込む行動力を伸ばすことと、参加者の方々や現地の方々とコミュニケーションをとって、協調性をもっと持つこと。でした。この目標を私は達成することが出来たと思っています。なぜなら、今回の研修でこの目標を忘れずに自分の殻を破ろうと思っていたからです。これは自分のコンプレックスでもありました。実際に研修でどのように私のこの目標を達成することができたかというと、まず、授業を通して自らの発言や、仲間の発言による気づきが増え新たな発見が生まれて行動力が芽生えたこと。そこから研修生や引率の方々と仲良くなるきっかけになり、コミュニケーションがとれて、ここで自分の積極性を少しずつ感じてきました。

課外授業・自由行動などで外に行く機会がある時にはアメリカをより感じられるように先生や引率の方に頼りつつですが、人々との触れ合いを楽しみました。空間やアメリカの人柄、食べ物の味、吹く風のすべてが新鮮に感じてより冒険心や探究心が起きてきました。そして、英語力を身につけるためにまず外国に染まってみようと思いました。質問に対する反応はしっかりと相手に伝えることと、英語に積極的に触れること。重要なのはその日一日に習った英語を復習すること。現地の引率の方たちもとても優しく生きた英語を触れさせてもらうことができ、最高の体験をすることが出来たのです。

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特に自らの行動力を伸ばす点については、ある言葉を胸に常に話し、行動していました。それは、「失敗を恐れない、失敗してもいい」というものです。この言葉は、海外に住む私の伯母が海外研修に行く前に送ってくれたもので、いろんなものにぶつかって失敗することを恐れず行ってきてねと言ってくれたおかげで自分の中の行動力がものすごく湧きでてきたのだと思います。それに加えて研修生の皆さんのパワーのある行動力に背を押されますます伸ばすことが出来たと思います。この二つのことだけでなく周りの先生方にも本当にお世話になり、目標達成を成し遂げられたと思います。

そして、私が目標以上の達成することができました。それは、大切な仲間が出来たことです。お互い助け合い、笑いあい、ぶつかり合い、反省しあって、想いやりを学ぶことができました。これは予想外のことでしたが、その驚き以上に喜びを感じています。目標は達成できたと思いますがまだまだ大きな目標は今回の英語研修を通してできました。その達成のためには今回で身に付いた事以外にも自ら切磋琢磨して見出していかなければならないと思いました。
以上 (2014.9.27)

海外英語研修の報告書 I.(2014年夏)

3月 27th, 2015

短期大学部
ビジネス情報学科
中村 優一

はじめに、この研修に携わって色々な世話、研修の手続きをしてくださった事務員の方々、25人という大きなグループを引率して下った先生方、本当にお世話になりました。

この研修で得られたことは、大きな財産として今後歩む人生のなかでも大きな起点となったことは間違いないと思う。なぜならば、私は短大で編入を考えているからだ。その編入先の大学や、これからの歩む道について改めて考えることができた。

元々短大に来た理由として、受験に失敗したからという一般的な理由もあるが、それ以上に大きな理由は、この海外語学研修制度があったからだ。中学生の時から望んでいた留学、そして、望んでいた大学に落ち、留学も半ば諦め浪人という道を考えていた時に、福岡工業大学短期大学部のシステムを知った。そして、今年の夏に短期留学をするという目標を立て、入学した。今、昔の自分を振り返ると、この道を進んだ自分は正しかったと思う。浪人して勉強尽くしの生活を送り、一年後に望んでいた大学に入る道も悪くはないが、私は短大に来て英語研修という大きな財産を得ることができたことが私自身にとって物凄く良い刺激になったと思う。

将来の夢は、未だに変わらない。アフリカや東南アジアなどの様々な問題を抱える発展途上国に対して、なんらかのアプローチを掛けられる人材になることだ。企業に入って、発展途上国に支援をするという目標。しかし、この研修で二つ分かったことがあった。一つは、自分が思っていた以上に人種の問題、経済格差の問題が身に染みて感じたということだ。それは企業訪問の一環で行ったGoogle本社でのことと、休日を利用して市内に出掛けた時のことだ。Googleの社員食堂は、朝、昼、晩、3食無料で食べ放題であり、その料理の質も高い上に種類も豊富であった。

しかし、一歩街にでると、ホームレスの人がごみ箱を漁って、人の食べた物のカスを食べている姿、道端に座り、空き缶に残り僅かしかない小さい硬貨を入れ、札や硬貨を求める姿、毛布を被って寒さを凌ぐ姿を見ることがあった。ここは同じ世界か?自分はどうなるのか。3食ただで食事出来る人がいれば、1食でさえまともに食べることができない人たちがいる。今の実情を突き付けられた。日本でも経済格差はあり、街中でホームレスの人をみることがあるが、アメリカほど多くはないと思う。日本では深く考えることの出来ないことであるだろう。特に私の場合、比較的裕福な生活をしているので、この格差についてこんなにも考えることは普段ない。今まで将来のビジョンとして描いてきたものが相当安易な考えだったということを思い知らされた。

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いくら発展途上にある国に支援をしたとしても、上流、中流の貴族や家庭の収入が増えるだけであって、下流の人たちにはその支援というものが届かないのではないかと思った。その理由は、経済大国のアメリカでさえ経済格差は多く、寧ろ拡大しているからだ。たとえ発展途上の国に経済支援、もしくはなんらかの形で援助をしたとしても、結局は政治家、富裕層が全てを握っていくということだ。これらを解消するにはどうすればよいか。それは現地に直接行き、その国の特性、宗教問題、文化の違い、どれくらいの格差が生まれているかを知らなければならない。

また、その国の中でも特に貧しい地域はあるはずなので、その地域に間接的ではなく、直接的な援助をすることが大切だと考える。例えば、広大な土地を保有するアフリカ。特に貧しい地域に太陽光発電所を設立すると、雇用が生まれる。それによってカネが動き、多少の格差はなくなると思う。これはまだまだ安易な考えで、色々な問題が生じるとは思うが、国に対して援助を行うより良いと私は思うようになった。さらに、人種の問題についてはGoogle、Linked In、Taggedなどの従業員は大半が白人、もしくはアジア系と感じた。しかしながら、警備員などの従業員は黒人が多いと感じた。これらは自分の感じたことであって真実かどうかはわからないが、少なくとも私自身はそう感じた。

もう一つは、表情の出し方や、積極性だ。アメリカで出会った人は、本当にすぐ感情が表に出る。しかし、自分はあまり表情に出さない。アメリカの人たちは、自分が思ったことをすぐに顔や言葉にだし、コミュニケーションをとり、時にはブーイングも起こる。また、言語の違いがあるにも関わらず、積極的に向こうから話しかけてくれたり、日本語教えてほしいと言って来たりする。初対面なのに、普通の友達の様に絡んでくることがとても気持ちがよかった。バスの運転手はマイブラザーと言ってくれたり、隣に座った人は写真を一緒に撮ってくれたりと、賑やかだった。同じことを日本でやろうとすると、かなり勇気がいることだと思う。しかし、アメリカではそうではなかった。アメリカではもっと積極的にコミュニケーションをとることが大切であり、それが自然と自分のボキャブラリーの中に追加される。これから、身の回りにいる外国人と友達になって、積極的に日本語ではなく、英語で話しかけようと思った。

この研修を通して、編入に対してや、近い将来の道を深く考えることが多くなったが、最終的に思ったことは、英語というものは一つのコミュニケーションの手段であるということ。英語だけできれば凄いとか、そういうことではない。私たち日本人が日本語を使ってコミュニケーションをとることは当たり前なのだ。英語もそれで、英語圏の人が英語を使ってコミュニケーションをする。要するに一つの言語、伝達手段でしかないということだ。これから将来の道を歩むときに英語だけを勉強するのではなく、技術であったり、社会学であったり、将来に繋げることをさらに深めること。日本語で表現する場合はこうだけど、英語だとどうなるのかと、英語とリンクさせることを大切にしたいと思った。最後に、研修を経験したことで将来の視野がまた広がり、もっとより深く外国に興味を持つ良い刺激になりました。

読みにくい文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
本当に、この研修に携わってくださった皆さん、ありがとうございました。(2014.9.30)
以上

科目等履修生報告書

3月 27th, 2015

システムマネジメント学科
スーントーンウォン・ラチャナート(FBK4期生※)

※本学のキングモンクット工科大学内の日本語センター: FIT Bangkok Office at KMITL (FBK)

私は留学生として、タイのキングモンクット大学から、2014年2月28日に来日しました。福岡工業大学に留学する人はもちろん福岡工業大学から留学する人も、海外留学生活の参考にしてみてください。私はタイのキングモンクット大学から来たスーントーンウォン・ラチャナートと申します。福岡工業大学では留学生の科目等履修生して5ヶ月留学していました。タイの大学では工学部メカトロニクス学科を卒業しました。そして、福岡工業大学で学ぶことにしました。福岡工業大学に留学することになってから、ずっと楽しみにしていました。日本に来て一番最初やらなければならないことは、日本人の学生たちはボランティアをして留学生の私を連れて行ってくれました。そのおかげで、日本人の友達ができました。

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福岡工業大学には国際交流戦略室があり、留学生同士だけではなく、日本人の学生とも友達になれました。毎日毎日一緒にご飯を食べたり話したり遊ん だりして、とても楽しかったです。休みも合宿などがあって、初めて色々なことをやりました。本当にいい思い出になりました。したがって、毎日の昼間どこに 行くか放課後どこに行くかこのようなことを心配したことがありません。決まっている場所に心から歓迎してくれた友達がいますから、自分の居場所がある気が します。これは大事だと思います。人は自分の居場所があると思わないと、幸せになれないと思います。ですから、私がこう思えるようにしてくれた皆さんに対 してありがたい気持ちでいっぱいです。

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また、福岡工業大学は留学生のための日本語学習があります。私の取ったN2の授業は、文法・聴解と会話・読解に3つ分かれています。授業の内容も課題もたくさんあって、なかなか難しいと思いますが、そのおかげで、私の日本語の能力が広がったと思います。それに、先生たちもとても優しくて、分からないところがあったら、すぐ説明してくれました。例を挙げながら学生に実際にしてみてもらうのも、さらに分かりやすくなりました。そして、宿題で自分の内容に対する理解がどれくらいあるか実感できます。また、他の授業授があり、例プログラミング言語II、英語上級III 、日本語I、コンピュータリテラシー 、ブラッシュアップイングリッシュI など。

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このように、福岡工業大学に留学に来て、日本語能力が上達しただけではなく、日本の本当の大学生活を体験できて、日本の友達も世界中からの留学生同士の友達もたくさんできて仲良くなれました。このおかげで、毎日とても楽しくて、福岡や日本のこともさらに大好きになりました。正直、もう大好きです。

FINEプログラム 参加学生募集

9月 18th, 2014

みなさまこんにちは。

本日は、アメリカ カリフォルニア州立大学イーストベイ校ALPへの最長1年間のプログ

ラム、「FINEプログラム」のご案内をいたします。

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【 応募条件 】

① TOEIC500点程度(TOEFLスコア450点以上/ペーパー・133以上/コンピューター

     版、英検2級程度)※TOEICの点数によっては大学のオープンカレッジ課程や正規科

     目の受 講が可能となる場合もあります。

②出発時3年次生以上(出願時2年次生以上)の者

③在学1年につき30単位以上修得、2年終了次で64単位以上修得済みの者

【 募集要項 】

①対 象:本学 学部生1名

②留学先:米国カリフォルニア州立大学イーストベイ校ALP

ALP: American Language Program  (CSUEB併設英語教育専門機関)

③留学期間:3ヵ月(1学期)~1年(4学期)[4学期(クオーター)制]

④留学開始時期:2015年3月末スタートの春学期より

⑤経 費:渡航費、生活費等は自己負担

※目安:1学期間の住居・食費 約12万円程度/月

⑥滞在施設:大学施設内の寮/大学側のアパート

⑦応募申込期間:10月20日(月)~11月21日(金)17:00

※TOEICの点数が確認できるスコアシートまたは英検の合格証書を

ご持参の上国際戦略室へお越しください。(申込み用紙にご記入

いただきます。)

⑧選考日:12月上旬 (場所は後日通知)

⑨選考方法:TOEICスコア/英検及び英語教員によるインタビュー(面接)により総合

    判断します。

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長期留学希望の方、チャレンジをお待ちしております。

詳しくは、お気軽に国際戦略室(本部棟3階)にお越しください。

【国際戦略室 2014.9.18】

FINEプログラム公募

 

Culture Festival開催のご案内

5月 2nd, 2014

 

留学生たちが母国の文化紹介やパフォーマンスをする異文化交流の祭典であるCulture Festivalを下記のとおり開催いたします。異文化に触れ世界観を広げる絶好の機会です。ぜひお気軽にお越しください。皆様のご来場をお待ちしております。

◆ 日 時 : 2014年5月14日(水)16:30~

◆ 場 所 : 福岡工業大学C棟地下1階ホール

◆ プログラム内容 :①各国留学生のパフォーマンス

              ②FIT-ICEのパフォーマンス

 

Culture Festival2014

鹿児島大学主催海外研修基礎コースのレポート2014春

4月 16th, 2014

みなさまこんにちは。

 鹿児島大学主催の海外研修基礎コース in 東南アジア に、この春3月1日(土)から3月11日(火)までの11日間、社会環境学部社会環境学科の﨑村幸代さんが参加し、シンガポールと香港で貴重な体験を積んでこられました。

【国際戦略室 2014.4.16】

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東南アジア研修報告書

社会環境学部 社会環境学科

﨑村幸代

私は、3月2日から11日にかけて、鹿児島大学の海外研修プログラムに参加させて頂き、シンガポール、香港を訪れました。このプログラムでは、語学学校、企業訪問、大学訪問、フィールドワークなどを行い、これらを通し、現在、世界から注目を受けているシンガポール、香港がどのような経済発展を遂げてきたのか、そしてグローバル人材になるために必要なこと、大切なことを学びました。

このプログラムの募集がかかった時、ちょうど学科でアジア各国の経済発展の過程を学ぶ、アジア経済論という授業をとっていました。授業の中では時間に限りもあり、すべてのアジア諸国については学べず、個人的にもっと勉強したいと考えていました。なので、この研修について知った時、実際に現地を訪れ学べるチャンスだと思い、すぐに応募を決めました。それから研修の参加が決まった後は、鹿児島大学の方々とスカイプを通しての事前研修、プレゼンテーションの準備など様々な課題があり、出発する前の月まで本当に大変でした。けれど、この準備のおかげでより良い研修を経験できたように感じます。

シンガポールには1週間滞在し、その短期間でクラレ、クレア、富士ゼロックスの3つの企業を訪問しました。そこで、それぞれにお話を聞きましたが、さすが海外でトップを務めているだけあって、どの企業の方も様々な経験をされ、今に至っていました。けれども、やはりそこに至るためには人一倍の努力と挫折があったことも知りました。これは、クラレの方のお話ですが、この方はもともと日本のクラレで研究員として働いていましたが急にアメリカの会社に行くことになり、そこで初めて英語という壁にぶつかり、挫折を経験したそうです。そうした自身の挫折から、私たち学生には大学時代はたくさん勉強し、今のうちに挫折を経験しておくことも大切だということを教えて頂きました。話は戻り、そうした海外でトップとして働いている立場から日本人を見て、どの企業も共通して言っていたことは、日本人は規律を守り、まじめな性格であり、仕事をしていく上ではとても信頼のおける存在だということです。そして、それが日本人にとって良いところでもあり、悪いところでもあるということも学びました。日本で普通のことが海外では普通ではないということをよく理解し、受け入れ、その国に自分自身がうまく適応していかなければならない。これは今までに訪れた国でも感じたことだけれど、今回の企業訪問で新たに学んだことは、その中で日本人としてのアイデンティティーを忘れずにいなければならないということです。

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この研修の準備で一番大変だった英語のプレゼンテーションは、シンガポール国立大学で日本語学科の学生と一緒に行いました。私のグループは“特別な日”というのがテーマで、私は日本の祝日である成人の日、子どもの日について話しました。そして、シンガポール大学の学生3人は、多民族国家であるシンガポールならではの特別な日について話してくれました。シンガポールは華人、インド人、マレー人、主に3つの人種の人々が住んでいる国です。そのため、祝日もたくさんありますが、人種ごとに重要視されている祝日も異なっています。そうした、多民族国家ならではの祝日の過ごし方、イベント、カルチャーショックなどについて聞き、シンガポールという国にさらに魅力を感じました。彼らのプレゼンテーションの中で一番印象に残っているのは、7月21日の“民族平和の日”という祝日です。この日、小学生は民族衣装を着て学校に登校し、それぞれの国の文化に触れ、互いの国の文化を理解する日だそうです。私はこれを聞いて、こうした取り組みが現在のシンガポールの国民性を創り出しているのではないかと思いました。また、国内のカルチャーショックについて質問してみると、彼ら自身は中国系で、友達の中にはもちろんインド人やマレー人もいて、たびたびカルチャーショックを感じるけれど、それは大変なことではないと、彼らからは互いの国を尊重し合う姿勢が見てとれました。本当に短い時間の中でのプレゼンテーションでしたが、とても勉強になりました。

あっという間に1週間が過ぎ、シンガポールから香港へ移動し、そこで2日間滞在しました。香港でも大学訪問を行い、香港大学の日本人教授から香港大学や香港の教育制度などについて聞き、日本とは比べものにならない教育環境の厳しさと自分とのレベルの違いにとても圧倒されました。けれど、彼女は“日本人はとても優秀だ”と何度も言っていました。ただ、日本という恵まれた環境の中でそれを発揮できずにいるだけで、日本にはたくさんの優秀な人材がそろっている。だから、学生の間はこの恵まれた環境をうまく活用してたくさん勉強することが一番だということを教えて頂きました。

最後に、私にとって今回のこの研修は本当に貴重な経験と学びが得られた、価値あるものになったと感じています。4月からは3年生になりますが、残りの大学生活の中でこの研修で学んだことをいかしながら、今まで以上にいろんなことに挑戦し、勉強に専念したいです。

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FINEプログラム第8期生平田 愛美さんの留学レポート

4月 16th, 2014

みなさまこんにちは。新入生の方は少しずつ大学生活に慣れてこられた頃でしょうか。

 本日はアメリカ カリフォルニア州立大学に2013年3月~2014年3月の1年間留学しました 平田 愛美さんの留学レポートをご紹介いたします。

 これまでにもグローバルリーダー育成を目的とした「ACEプログラム」に参加するなど、積極的に行動を起こしてきた平田さん。さらに海外での経験を積み、その視野を大きく広げて帰ってきてくれた平田さんのレポートは、後輩のみなさんへのメッセージも詰まっています。

【国際戦略室 2014.4.16】

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                   FINEプログラムを終えて

電子情報工学科 4年 平田愛美

 

改めてアメリカでの1年間を思い返して、楽しいことばかりでは決してありませんでしたが、とても良い経験をさせていただいたと思います。この1年間で、本当に多くの方に支えられていることを実感しました。感謝の気持ちでいっぱいです。このレポートを通じて、アメリカで私が過ごした素敵な日々を知っていただければ、そして、これからさらに成長していく為の目標などを示していけたら幸いです。

期待と不安の入り混じった私を、サンフランシスコ空港で待ってくれていたのは、2年前に参加したACE Programで様々な経験を共にした友達でした。彼らには、1年を通じて本当にお世話になりました。彼らと過ごす時間は刺激的でいつもモチベーションを高めてくれます。

スプリングとサマークウォーターはALPで英語で英語を学ぶ授業を経験しました。最初のクウォーターということで、緊張の毎日でしたし、すべてが英語という慣れない環境に戸惑う事ばかりでしたが、韓国や中国、サウジアラビアなどからの留学生と一緒に勉強することができて、様々な文化を感じることもでき、楽しく授業を受けることができました。

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夏休みには、鹿児島大学主催のインターンシップにも参加させていただきました。私は、スタンフォード大学のSleep and Circadian研究所の西野先生の研究室にお世話になりました。スタンフォード大学病院を見学させていただき、私の気になっていた航空管制官の睡眠の質についてなどもお話を伺う機会をいただけて、勉強になりました。その他にも、シリコンバレーで働く方々にお話を伺う機会や、San Jose大学の学生とのディスカッション、プレゼンテーションなど、普段は経験できないことを沢山経験させていただきました。スタンフォード大学の方にお話を伺う機会があった際に教えていただいた“好きなことを誰にも負けないくらい極めた時、それが強みになる”という言葉が、今でも強く印象に残っています。インターンシップで出会った友達も、私に良い刺激を与えてくれる人々が多く、自分がまだまだ未熟だということを思い知らされました。

フォールクウォーターは、夏休み前にIELTSテストに合格していたので、Open Universityのクラスを受けることができました。そこで私は、Public Speaking、Astronomy、Programming of leisure serviceの授業を取りました。一般の生徒と一緒に授業を受けるのは、ALPでの授業とはまたひと味違い、最初は授業についていくのに精いっぱいでした。中でも、Public Speakingのクラスでは、私の苦手とするプレゼンテーションやスピーチなどをほぼ毎クラス行わなければなりませんでした。その授業で、自分の本番での弱さや自信のなさなどが浮き彫りになったと感じます。また、Astronomyのクラスでは専門的な単語の多さに戸惑うばかりでした。自分の英語力のなさに、落ち込む出来事もありましたが、これらの経験のおかげで、改めて自分を鼓舞することができ、次につなげる事ができたと思います。

冬休みにはラスベガスとグランドキャニオンを旅行することができ、最後の休みを存分に楽しみました。ウィンタークウォーターは、English vocabulary 、Micro Economicsなどの授業を受け、ボキャブラリーに重点を置き学習してきました。最後のクウォーターという事もあり、留学生の為のワークショップに参加したり、プレゼンテーションを行ったり、ロッククライミングなどにも挑戦しました。

帰国前には、お別れパーティーも開いてもらい、多くの友達との別れを惜しみました。その際、自分の身長よりも大きな星条旗いっぱいに、アメリカで出会った本当に多くの友達からメッセージをいただき、本当に感動しました。最初は、アメリカ人の正直で率直な物言いに圧倒される部分も多かったのですが、このプレゼントをもらった時、そんな葛藤も報われた気持ちになりました。彼らのおかげで、自分の考えは伝えようと表現しなければ伝わらないという事を改めて実感しました。おかげで1年前に比べ、優柔不断を改善することができたと思います。そして何より、言葉や育った環境、文化は違えども、お互いに理解し合う事ができると知り、自信がつきました。これから、この1年間で学んだこと、感じたことを大事にしながら、1年前からの目標である航空関連の仕事に就けるよう、努力します。また、海外で日本人の印象を問うと、いつもTechnologyという答えが返ってきます。ですから、誇れる日本の繊細な技術を、世界に発信できるような人に成長できるよう努力を続けようと思います。アメリカで経験したすべての事が、並大抵のことでは挫けない、強い心を育ててくれたと感じます。また、国境を越え活躍するみんなの存在が、私に勇気を与えてくれます。より成長した姿を、支えてくれた皆さんに示せるよう、感謝の気持ちを返していけるよう、皆を巻き込み楽しめる努力をしていきます。本当に1年間ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。

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