■ 感性工学に興味のある方をお待ちしております!
ここでは,3年生配当の"システムマネジメントゼミナール2"から4年生配当の"卒業研究"を終えるまでの流れを紹介しています.4年間の学生生活の半分を占めることになるゼミナール・卒業研究とはどういうものなのか,当ゼミナール・研究室に配属されるとどのようなことをするのか,順番に見ていきましょう.
Q: システムマネジメントゼミナール2では何をするの?
A: 各ゼミナールに配属されて,各専門分野の知識・能力を身につけます.
当学科では,3年生の『システムマネジメントゼミナール2(通年 週1回)』という科目の最初にゼミナール配属が行われます.
みなさんが各研究室の教員の話を聞いて,興味を持った研究室に配属希望を出します.希望者が多い場合は,2年生までの成績順で配属が決定されます.
ゼミナール配属にて運良く(?)当ゼミナールに配属された人たちには,当研究室で4年生配当の『卒業研究』を遂行するのに必要な能力や知識を身につけてもらいます.
プレゼンテーションに慣れよう!
まずは,プレゼンテーション能力を身につけましょう!
せっかくの研究成果や企画,アイデアも,相手に内容がうまく伝わらなければ,台無しです. 当ゼミナールではそんなことにならないように,各種専門技術について学生が事前に調査し,授業時間にプレゼンテーションを行ってもらいます.
この写真は,"アントコロニーアルゴリズム"についてプレゼンテーションしている3年生です.

輪講の様子
Q: どんな技術を学ぶの?
A: ソフトコンピューティングという分野の技術を輪講形式で学びます.
輪講は,学生が主体になって互いに発表し合い,ディスカッションをとおして理解を深める学習方法です.
世の中の多くの大学研究室では,輪講形式が取られています.
多種多様なテーマについて学習
多くの研究テーマでは,いわゆるソフトコンピューティングという分野の技術が重要になります.
例えば,みなさんが『オペレーションズリサーチIII』で学ぶ予定の遺伝的アルゴリズムやタブーサーチなどの"最適化"といわれる技術,画像や音などの"パターン認識"に関するニューラルネットワークなどの技術,ものの様々な特徴や要因を考慮して,一定の規則に従って"意思決定"を実現するファジィ推論などがあります.
一見難しそうな技術ですが,複雑な数式をあまり必要とせず,プログラミングで実現できる手法です.
これらの技術について,より深く調査し,理解を深めていきます.
Q: 輪講以外には何をするの?
A: プログラミング能力を身につけます.
システム開発がメイン
当研究室では,大半のテーマがシステム開発系の研究です. 当研究室では,いわゆる出席管理システムや在庫管理システムのような実際に運用されているシステムではなく,今後運用が期待される人にやさしいコンピュータシステムや人の嗜好を探るコンピュータの実現を目指し,実際にユーザが使えるシステムを構築します.
このようなシステム開発には"プログラミング"が欠かせません. コンピュータを人間の思い通りに動かすためには,現段階では"プログラミング"が必要です.
Q: プログラミングって大変?
A: 継続して頑張れば大丈夫!
プログラミング with C言語
最初からプログラミングがバリバリできる人は皆無です.
今の段階である程度プログラミングができる人は,おそらく今までに,プログラミングに関する何らかの経験や実際に何かシステムを開発したことがあるでしょう.
プログラミング能力は,「実際に自分の頭で考えて,ソースコードを書いてみる」「うまく動かないときは,バグ(プログラム上のミスのこと)を自分で探して直す」という作業を継続してこなせない人には絶対に身に付きません!
当ゼミナールでは,プログラミング能力をもれなく身につけるため,システムマネジメントゼミナール2の最初にC言語のプログラミング課題を課します.
課題のプログラミング作業をとおして,C言語の構造体やポインタを交えたソースコードを作成できる能力を身につけます.
これらの課題は継続的に取り組む必要があり,自宅などでの自主学習が必要です.
授業時間中は課題の採点しかしていません.
写真は,システムマネジメントゼミナール2でのプログラミング採点時の様子です.

プログラミング採点時の様子(最近は,個人所有ノートパソコンでの作業が多いです!)
当ゼミナールでは,システム開発における"プログラミング"は,単なる"ツール"と位置づけております.
つまり,当ゼミナールでは,テニス選手のラケットや大工さんの金槌のように「自由自在」に使いこなせるようにならなくてはいけません.
C言語である程度プログラムが組めるようになれば,AndroidアプリやiPhone/iPadアプリ,Unity,さらにはJavaScriptを用いたWebアプリケーションなど様々なプログラミング言語を理解しやすくなります.
3年生の間に,プログラミングの基礎を身につけましょう!