産学連携
産学連携推進活動

企業や社会で必要とされている最先端の知識と技術を活用し、産学連携を積極的に推進しています。

実を結ぶ産学・地域連携

本学では、産学連携によるイノベーション創出の重要性を踏まえて、早い時期から産業界との連携に力を入れ、積極的に推進してきました。自動車産業やエネルギー、環境技術、医工などの諸分野において、新技術の研究が進展しています。総合研究機構産学連携推進室では、産業界との連携による製品などの実用化を目指し、研究を通じて社会貢献活動を行っています。

本学と企業が共同で研究開発を行っているテーマ(一部抜粋)

リートベルト解析の精度が大幅向上

エレクトロニクス研究所のX線回折装置

リートベルト解析図

物質の結晶構造をX線照射により調べるリートベルト解析について、電気工学科・北川研究室と(株)フィゾニット(広島県安芸郡)の共同研究では、50年来の新しい視点により結晶の長さを正確に知ることができなかった理由をつきとめ、さらに解析精度の大幅な向上を達成しました。
この成果は著名なNature Publishing Group の雑誌ScientificReports に掲載され、これからの産業界をより強固に支える技術になると期待されます。

マイクロバブルによる貯水池の大規模浄化

装置設置作業

知能機械工学科・江頭研究室ではマイクロバブル(直径が10万分の1m程度の気泡)による水質浄化に取り組んでいます。このバブルは水中に長く滞留し、酸素濃度を高めて、微生物の汚れを分解促進します。江頭研究室では大量発生可能なノズルを独自開発し、キャンパス内の「おとめが池」での実証試験の結果、水中の酸素濃度が改善されることを確認しました。開発成果は、各地の農業池等の浄化に役立てられることが期待されます。

焼酎粕等、食品廃棄物からの電池製造

工場における焼酎粕採取の様子

電気工学科・田島研究室では、焼酎製造が盛んな九州で大量に発生する焼酎粕を用いた電池の作製に取り組んでいます。これは高温状態での特殊な処理方法により焼酎粕から活性炭を作成し、「電気二重層キャパシター」と呼ばれる電池に用いるもので、低コスト・大容量な電池としての実用化が期待されています。また、焼酎粕以外にゆず残渣や水産系廃棄物からの作成も検討しています。焼酎粕や廃棄物のサンプル提供を受ける等、県内外の食品加工メーカーのご協力を得て、開発を進めています。

静電誘引形インクジェット方式が旭サナック社製塗布装置のオプションノズルとして市販化

装置本体

コーティング部

情報工学科・松尾研究室では、静電気の力によって液体を飛翔させ、精度の高い塗布が可能な静電誘引形インクジェット方式の研究に取り組んでいます。この方式について、塗装装置の製造で高い技術力を持つ旭サナック㈱(本社:愛知県尾張旭市)との共同開発により、同社の研究用コーティング装置「rCoater®」に装着できるオプションノズルとして2016年より市販化されました。

スイッチトリラクタンス(SR)モータ駆動システムの開発

SRモータ

電動バイクへの応用

電気工学科・大山研究室では、SRモータを用いた電気自動車用駆動システムの開発を行っています。ロータに永久磁石や巻線がなく、大量生産に向き、モータ構造が簡単で安価、機械的に堅牢で、信頼性に優れているため、電気自動車用として注目されています。(株)明和製作所(福岡県糸島市)と共同開発したSRモータは実用化されています。

市民共働のための雨水グリッドの開発

社会環境学科・森山研究室では、水害防止のために、各家庭に雨水を貯めるタンクを設置し、雨水を一斉に放水や貯水を行うように、インターネットで制御する研究を行っています。降雨時に雨水の貯留を行いながら降水量をデータ化し、そのデータを基にネットワークを通じて防災クラウドより危険を知らせるシステムも開発しています。

雨水グリッドのネットワークと情報通信のイメージ

資料請求

研究シーズ集

その非常識が、常識になる。[研究室紹介動画]