教養力育成センター 教養力育成センター
「教養」と「教養力」
学問的な知識や文化・芸術などから修得する幅広い知識、さまざまな経験からの学び、それらを宿す健全な心身。 教養力育成センターでは、それらを包括的に捉え大学教育における「教養」としています。みなさんが将来、専門知識以外の要素を求められたり、マニュアル通りでは答えを出せなかったりといった課題に直面した際、その解決において大きな助けになるものです。
「教養力」とは、大学で修得する知識や学生生活から体得する経験を獲得すること(インプット)と、それを応用したり発想のもとにしたりして実践すること(アウトプット)を繰り返すなかで、トライアルアンドエラーを積み重ねることにより培われる力です。この「教養力」は、これからの予測困難な時代を生き抜くために必要不可欠な力であると考えています。
「教養力育成科目」は、幅広い学問分野の基本的な教育と「教養力」の涵養を目的とする科目群です。一般的には大学における教養科目として位置付けられますが、本学独自の取り組みを行っています。
教養力育成センターについて
教養力育成センターは、「教養力」の涵養を目的に組織化された新しい教育部門です。
教養力育成センターが目指す人材像
「自律的に考え、行動し、
さまざまな分野で創造性を発揮できるような実践型人材」
教養力育成センターが担う役割
- 教養力育成科目を通した「教養力」の涵養(教養教育)
- ⼊学前教育(大学の学びに対するマインドシフトの促進)
- リメディアル教育*
- 教職に関する科目の開講
*高校までの基礎知識の確認や未履修分野の補習、レポート作成のアドバイスなど、大学での学修にあたって不足している基礎学力を引き上げるために実施する学修支援。
カリキュラム改定により、
さらに教養力育成科目の
学修体系が整いました
改定の目的
「教養力」をより社会で求められる力に適応・発展させる。
「教養力」は本学を卒業するすべての学生がどの学部学科に所属していようとも身につけておくべき力である。
改定の概要
科目を「コア群」「展開群」に分布。その科目群で培う「教養力」を明らかにする。
コア群科目は、自分の将来や人生をデザインする力や語学力といった「教養力基盤」を形成することを目的とする。
展開群科目は、さまざまな角度から物事をみる力である「多目的視座」を養うこと、また、あらゆる状況で適切な判断をくだす力である「実践知」を磨いていくことを目的とする。
改定の意義
「どのような学びと実践の場であるべきか」を明確にすることで、科目(群)において、育成すべき「教養力」を合理的に強化できる。また、以下のような学修への波及効果が期待できる。
- 「自ら選び、取り組む」へとマインドチェンジ
- 創造性の醸成
- 大学の学びに対するマインドセット
- 教養力育成科目で獲得した知識・技能を、学科の専門教育科目の理解へと有機的につなげる