情報メディア学科 情報工学コース【短大】

情報工学コースの特徴

計算機工学へつながるハードウェア領域、計算機応用へつながるソフトウェア領域を中心に学ぶコースです。

#プログラミング #データサイエンス #人工知能(AI) #情報技術 #ネットワーク #ICTイノベーション #データベース #情報科学

「イノベーション実践」が履修できる。

現在のソフトウェア開発において主流となる、PC・モバイル端末・Web向けのアプリ開発に関する知識・技術を修得することができる科目です。
「仕様書どおりにプログラミングすること」だけでなく、革新的なサービスやアプリを創造できる力を身につけていきます。

ピックアップ! PBL科目

ゲームソフトウェア開発

英語学修において、単語や文法の学修だけでは「自分の意思を伝えること」が困難であるように、ソフトウェア制作においても、プログラミング言語の理解だけでは「自分の意思をカタチにすること」は困難です。自分の意思を実現するには、どちらとも、基礎となる部分を修得し、実践を経験していかねばなりません。

この授業はいわばネイティブスピーカーと行う英会話のトレーニングのようなもの。プログラミング言語を学んでいくとぶつかる、「一つ一つの命令は理解できても、それをどう組み合わせたらいいのかわからない」といったソフトウェア制作の疑問を実践で解いていく授業です。それにあたって、誰もが制作イメージをもちやすい「ゲーム」を題材に、チームでその開発に取り組みます。目指すは「プログラムがわかるようになる」ではなく「ソフトウェアがつくれるようになる」ことです。

動画では発表会直前のチームの様子が観られます。発表会では実際にゲームをテストプレイしながらプレゼンテーションを行わねばならないためどのチームも真剣です。さて、今回はどのような制作物ができたでしょうか。

スマートフォンアプリ開発

友達とトークしたり、ショッピングしたり。スマートフォンで「何かをする」には、それを実行するためのアプリが必要です。この授業では、Androidを対象に、そうしたスマートフォン専用アプリの開発にチャレンジ。「どんな課題を解決したいか」「どんな用途に役立てたいか」を考えてアプリを企画するところから、操作画面・操作方法などのUIデザイン、プログラムの設計、実装およびテストまで、現場さながらのアプリ開発の工程を経験しながらオリジナルアプリの完成を目指します。

1年次に学修するプログラミングの基礎知識を実践に応用していく授業です。授業計画の前半では、小規模なアプリの作成を通じてアイデアをかたちにする練習をし、後半では、3〜4人でチームを組んで一定の規模のアプリ開発に取り組みます。ゴールは、みんなの投票で、大賞(チャンピオン)・アイデア賞・デザイン賞・参加者投票賞が決まる「アプリ開発コンテスト」です。

動画ではコンテスト直前の授業の様子を紹介。それぞれのチームが教員に進捗を報告し、残りの時間でどこまでを必達目標として目指すか、プレゼンテーションを成功させるにはどうすればいいかなど、適切なアドバイスをもらったようです。

Webアプリケーション開発

ネットショッピングやFacebookなどのWebアプリケーション開発に必要なクライアント側技術(HTML5やCSS、jQueryなど)と、サーバ側技術(PHPやデータベースなど)を修得。実際にショッピングWebアプリを構築しながらおこなう実践的な授業で、Webエンジニアとしての技術を磨きます。

組込みシステム開発

多くの家電製品は小さなコンピュータが制御しています。近年ではAIスピーカーのように、高性能なコンピュータを組み込む例も見られるようになりました。本科目では、組込み用コンピュータを組み込んだ場合に、どう制御すれば新たな特徴を持つ製品が作れるのかを実践的に学びます。

VOICE ~ 情報工学コースについて聴きました

プログラミングを極めたくて情報工学コースへ。
楽しみながら情報社会で活躍できる技術を学ぶ。

羽野 智咲さん
福岡県/春日高等学校 出身

幼い頃からゲームが好きでしたし、高校は普通科でしたが情報系の科目が得意だったこともあり、プログラミングに興味が湧きました。どこの大学に行こうか悩んでいたら、システムを学ぶ工業大学が多い中、こちらの短期大学部ではプログラミングを学べることを知って入学を決めました。

将来、IT系企業に就職したいという思いがあり、コース選択は慎重に行いました。1年次前期で情報技術系とデザイン系の両コースの基礎を学び、どちらが自分に向いているかを確かめられるのがいいと思います。私の場合は基礎を学んで両コースに魅力を感じて悩みましたが、もともと興味のあったプログラミングへの気持ちが強く、より深く学ぶことができる情報工学コースに決めました。

Java、php、HTML、SQL、Cなど複数の言語を理解するのは大変ですが、今はそれをコードに当てはめていくという作業がとても楽しいです。また、2年次に履修するPBL授業ではアプリ開発に必要な技術を学ぶ「Webアプリケーション開発」や「ゲームソフトウェア開発」があり、ワクワクしています。それらの技術はこれからの情報社会で必要とされるものだと確信しています。

専門的な分野なので入学前に不安に感じる人もいるかもしれませんが、最初は情報系未経験者が多いので、同級生たちと一緒に助け合いながら基礎から学べ、成長を実感していけると思います。