情報メディア学科 PBL科目【短大】

PBL=課題解決型の実践授業

短期大学部・情報メディア学科では、課題解決型の実践授業として18のPBL科目を展開することで、情報技術を活用して社会の具体的な課題を解決できる人材を養成します。

情報工学コースのPBL科目

ゲームソフトウェア開発

ゲーム制作を通して、プログラミング、ソフトウェア、コンピュータの技術を修得。「自分の考えたゲームを完成させる」という目標を掲げ、企画からゲーム制作を行います。プログラミングの授業が多いため、将来は幅広いソフトウェア開発分野への就職が可能です。

スマートフォンアプリ開発

スマートフォンアプリ開発に必要な手法を学びます。アプリ開発についての基礎を学ぶだけでなく、あるテーマに沿ってチームでAndroidスマートフォン向けのアプリ開発に取り組み、その完成を目指します。授業計画の最後には“コンテスト”も実施。プレゼンテーションで成果を発表しチャンピオンを決定します。

Webアプリケーション開発

ネットショッピングやFacebookなどのWebアプリケーション開発に必要なクライアント側技術(HTML5やCSS、jQueryなど)と、サーバ側技術(PHPやデータベースなど)を修得。実際にショッピングWebアプリを構築しながらおこなう実践的な授業で、Webエンジニアとしての技術を磨きます。

ネットワーク構築実践

ネットを使うことが当たり前な世の中。スマホやパソコンをネットにつなぐことと違い、オフィスに安全かつ快適なインターネット環境を導入するのは簡単なことではありません。本科目では小規模オフィスのLAN構築を題材に、ネット環境をいかに構築するか実践的に学びます。

ソフトウェア開発

プログラミングの授業は基礎的な学びがメインで、あまり実践的でない場合があります。本科目では「役に立つソフトウェア」を、学生それぞれがテーマに据え、その開発を実践的に目指します。基礎技術を修得した上で、システム開発技術を身につけ、高度なプログラマを目指しましょう。

組込みシステム開発

多くの家電製品は小さなコンピュータが制御しています。近年ではAIスピーカのように、高性能なコンピュータを組み込む例も見られるようになりました。本科目では、組込み用コンピュータを組み込んだ場合に、どう制御すれば新たな特徴を持つ製品が作れるのかを実践的に学びます。

シミュレーションプログラム開発

プログラミング言語とコンピュータグラフィックスを用いて、シミュレーションプログラムを作成します。そのアルゴリズムを直感的に理解してもらえるよう、2次元グラフィックで表示させます。

AIプログラミング実践

人工知能の技術は社会のさまざまなところで用いられています。本授業では機械学習を中心とした人工知能の技術を横断的に学びます。公開されている実際のデータを使いながら、課題を試行錯誤しながら解決していくことで実践的に人工知能の技術を身につけていきます。

数学教育研究

線形代数や微分積分の知識を基にして、数学に関するさまざまな問題を多方面から深く分析します。また、その分析を基に出題の意図を明確にした問題を検討。初等・中等教育における算数・数学の問題についても、修得内容や問題に対する意図等を深く考察する力を養います。

情報数学演習

図形を分割するという問題を通して、科学的思考方法を修得します。分割できない場合、「なぜできないのか」を、筋道を立てて証明。その作業を通して科学的思考方法が身につきます。

メディアコミュニケーションコースのPBL科目

マーケティング実践

近年、「モノをつくって売る」から「サービスを継続的に使ってもらう」へとビジネスモデルのパラダイムシフトが起こっていますが、「消費者の視点で考える」というその根源は不変です。そこで、この授業ではビジネスの現場に必要な「企業側の立場から消費者の視点で発想していくこと」を多様な演習を通じて身につけていきます。

映像制作

映像制作において必要不可欠な絵コンテ。シーンやカット、動き、カメラワークなどさまざまな場面で設計図となる絵コンテを、自分で描き実際に映像を制作します。さまざまな手法を使ったアニメーションやモーショングラフィックス、ビジュアルエフェクトを利用し即戦力になりうるスキルを身につけます。

Webデザイン実践

「企業から新商品のプロモーションサイト制作を依頼された」という想定で、Webサイトを共同制作します。サイトの目的は、新商品を「知ってもらい」「気に入ってもらい」「買ってもらう」こと。企画力・技術力・デザイン力・文章力などメンバーの得意分野を活かしながら、より良いサイトづくりを目指します。

メディアアート実践

CGや音楽がリアルタイムに変化するメディアアート作品を制作します。まずメディアアートへの知識を深めるために、サンプルプログラムに手を加え、自分なりのアート表現を試みます。その後、CG技術・プログラミング技術・センサー技術などを組み合わせ、オリジナル作品を制作します。

デザイン実践

新商品リリースをテーマに企画からデザインまでの一連の流れを実践的に学びます。市場調査から始まり、既に存在する商品・デザインを分析、ターゲットチャートを作成し、企画やデザインコンセプトを立案します。最終的に、アイデアを展開し、デザイン制作へと進めます。

デジタルアーカイブ実践

多種多様な文化資料のデジタルアーカイブ化とその活用について、事例を取り上げながら学びます。撮影実習では、学内外の歴史的文化遺産や地域文化遺産、文化財等を見学。資料の保存と管理、情報発信と伝達、地域振興と文化創造について、チームによる共同作業を交えて学びを深めます。

ユニバーサルデザイン実践

多様なユーザの特性やニーズを考慮に入れたモノ・環境づくりの大切さや大変さを学びます。授業では、学内施設や市販されている文房具を例に取り上げ、グループや個人で使用に関する評価を行います。また、各種ソフトウェアを活用してユニバーサルデザインの実践案を作成し発表・共有を行い理解を深めます。

ビジネスプラン実践

新店舗の開業を想定し、企画書の作成や広告物のデザイン、商品構成から店舗内レイアウトの検討、売上げ予測や資金計画など、実践的に学びます。創業計画書やプレゼンテーション資料の作成を通して、ビジネス実務の応用力を身につけます。