新着情報[総合研究機構]2025年度第2回総合研究機構講演会 「FIT半導体人材育成セミナー」を開催しました
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2025.12.18
福岡工業大学総合研究機構では、2025年度 第2回総合研究機構講演会「FIT半導体人材育成セミナー」を12月3日(水)に開催しました。講師には、一般社団法人 九州半導体・デジタルイノベーション協議会(愛称:SIIQ)より、コーディネーターの神田 誠氏を迎え、九州の半導体産業の状況と半導体実用例の紹介に加え、半導体の将来性と求められる人材像についてご講演いただきました。
当日は対面とオンライン配信を併用開催し、のべ53名の学生・教職員が参加し、対面会場では、参加者が興味深そうに耳を傾ける様子が見られ、自由討議において積極的な意見交換が行われました。
当日は対面とオンライン配信を併用開催し、のべ53名の学生・教職員が参加し、対面会場では、参加者が興味深そうに耳を傾ける様子が見られ、自由討議において積極的な意見交換が行われました。
講演では先ず、九州の半導体産業として、九州7県合計で108件、約4兆7,500億円超の設備投資計画が進行中であり、九州を「先端半導体の世界拠点」とする展望が示されました。この現状を踏まえた上で、次章では、半導体の種類や実用例が紹介され、LED照明やカメラ、自動運転、家庭電化製品など身近なものを例に挙げ、その応用方法・原理などが解説されました。ここでは、「家庭のルームエアコンにパワーデバイスが使われていない場合どうなるか?」「半導体チップが発熱し高温になると反ってしまう。対策はどうすればよいか?」などの問いに対して、オンラインを含めた参加者は、学年や所属に関わらず自由なアイデアや意見を周囲と共有し、活発な雰囲気で討議が進められました。講演の最後には、半導体産業の復活戦略と、求められる人材像が提示されました。特に、求められる人材像については、本学の学科の学びに応じて、文系・理系双方に多様なキャリアパスがあることが強調され、学生にとって大きな刺激となりました。
参加した学生からは、『今回のセミナーを通してその重要性を強く認識するきっかけとなった。』『実際に起きたインシデントを元に、討議を周りの方と行うことで、実際に働いているような感覚で楽しく学ぶことが出来た。』など肯定的な感想が述べられました。また、『工学系以外でも半導体の分野で関われるのだと知ることができた。』『半導体事業も一つの選択肢として考えてみようと思う。』などキャリア選択における関心の高さも伺えました。
参加した学生からは、『今回のセミナーを通してその重要性を強く認識するきっかけとなった。』『実際に起きたインシデントを元に、討議を周りの方と行うことで、実際に働いているような感覚で楽しく学ぶことが出来た。』など肯定的な感想が述べられました。また、『工学系以外でも半導体の分野で関われるのだと知ることができた。』『半導体事業も一つの選択肢として考えてみようと思う。』などキャリア選択における関心の高さも伺えました。
【一般社団法人 九州半導体・デジタルイノベーション協議会】
2002年5月に前身である九州半導体・エレクトロニクスイノベーション協議会が設立。その後2023年4月に、一般社団法人として団体名を変更。国内・外の協力機関と連携し、九州における半導体産業の活性化を目指して活動。※2025年10月末時点:会員数376団体